心の健康、理解深めて

展示ブース前でチラシを配布する関係者

世界メンタルヘルスデー 奄美市役所で企画展
「心のガジュマル」ボード設置も

 10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせた、普及啓発のための企画展が奄美市役所3階ロビーで始まっている。啓発パネルや当事者たちの声を募る「心のガジュマル」ボードが展示され、メンタルヘルス(心の健康)の理解促進に一役買っている。31日まで。

 国際デーは、心の健康にまつわる問題への理解を深め、偏見をなくすことを目的に世界精神保健連盟が制定。展示は、奄美病院、県大島支庁、奄美市、地域活動支援センターゆらい、谷山病院・同支援センターひだまり(鹿児島市)の5機関が連携して企画した。

 展示の目玉は、メンタルヘルスを知ってもらう架け橋になればと設置したガジュマルの樹木が描かれたボード。葉を模した緑色の付箋にそれぞれが考える「心の健康」をペンで書いて貼っていくことで、ガジュマルが育つ仕組みになっている。中には「自分を許す」「大きな声で歌を歌う」といった声がすでに届けられている。

 ブースでは、国際デーや地域の相談窓口を紹介するポスターのほか、メンタルヘルスの理解者であるピアサポーターやゲートキーパーに関するコーナーも設けた。20日は、関係者4人が啓発チラシの配布も行った。奄美病院の精神保健福祉士・森越志保さんは「心の病気は誰でもなり得る身近な問題。早い段階で気付いて相談することが大事。(展示が)一歩を踏み出すきっかけになれば」と呼び掛けている。

 今年度は、谷山病院・地域活動支援センターひだまりを除く4機関で展示。今後は他市町村との連携も進めていく。