〝共生スポーツ〟普及へ スタッキング体験会

スポーツスタッキングにチャレンジする参加者(30日、奄美市名瀬の奄美川商ホール)

 

 

奄美市社協など開催 2歳から60歳代まで参加

 

 

 専用のカップを山の形に積み上げ、崩す速さを競う「スポーツスタッキング体験会」(県社会福祉士会大島地区支部、奄美市社会福祉協議会共催)が30日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(文化センター)であった。2歳から60歳代までの24人が参加。2005年頃から日本で普及し始め、脳の活性化や集中力・反射神経の向上につながるといわれるアメリカ発祥の新感覚スポーツの魅力に触れた。

 スタッキング(略称)は、12個のカップを決められた手順で積み上げたり崩したりし、スピードを競う競技。年齢や障がいの有無にかかわらず誰でも楽しめることから、学童クラブや高齢・障がい者施設などで取り入れられ始めている。

 指導したのは、日本スポーツスタッキング協会の澤田康徳理事長と、年代別日本記録保持者で今年の世界大会で親子ダブルス世界一となった娘の彩杏(さな)さん(11)。

 参加者のほとんどがスタッキング初体験のため、基本の「アップスタック」(積み上げ)と「ダウンスタック」(崩す)の動作を繰り返し練習。その後、9個のカップを使う基本的な競技種目「3‐3‐3」に挑戦した。

 小学生はすぐに慣れてスピードを競うようになったが、大人たちは一様に苦戦していた。10秒チャレンジ、7秒チャレンジと練習を繰り返すと次第に慣れ、カチャカチャという独特の音がリズムを刻むように上達していった。

 最後はタイムアタック。ユーチューブで見て興味を持っていたという阿室小中5年の宮原和玖君(11)は4秒411を記録。「きれいに積み上がると気持ちがよく楽しかった。また挑戦したい」と満足そうだった。

 回を重ねるごとにタイムを伸ばした奄美市の濱田智江美さんは、60歳代ながら4秒712の好記録。「60歳を過ぎて、体の動きがぎこちなく感じる時がある。今日は、脳も手もフル稼働した。達成感がある」と話した。

 奄美市社協の山田隆之地域福祉課長(50)は「スタッキングは、老若男女、障がいの有無を問わずできる共生スポーツ。地域の活動に取り入れ、多世代交流できるスポーツとして普及していきたい」と話した。今後は、記録会などのイベントも予定しているという。