問い合わせに応対する和泊町ブース
多くの来場者でにぎわう奄美大島のブース
アマミノクロウサギなどを説明する学芸員の平城達哉さん
【東京】豊島区で「アイランダー2025(主催=国土交通省、公益財団法人・日本離島センター)」が11月22、23の両日に開催され、奄美群島からさまざまな特産品が販売された。奄美からは出展者として多くのスタッフが上京。移住などの相談にも応じ、来場者に群島の魅力をアピールしていた。
池袋・サンシャインシティの文化会館で行われた同イベントは33回目。離島への関心を高めてもらうことで、移住促進、観光振興、関係人口拡大などを目的にしている。島と都市、離島同士の交流も図っており、北海道から沖縄まで各地から合計91のブースが出展した。喜界島は4回目の参加。自らが移住経験者の行本哲也さん(愛媛県から移住して4年)と、大分県から移住して約10年という同町役場企画観光課に務める、宮地華子さんが丁寧に応対していた。
十数年ぶりの出展となった知名町、和泊町は20種類ほどの物産を販売したほかステージで沖永良部島のエイサーと三線を披露。「沖高(沖永良部高校)のエイサー部のOBらと、永良部百合の花などで大盛り上がりでしたよ」。知名町役場企画振興課の吉田雄輝さん、和泊町役場企画課主事の有馬來夢さんが、言葉を合わせ興奮の舞台を振り返った。徳之島町は、ドラゴン&パッションフルーツ、マンゴーなど「徳之島ジェラート&ソルベ8種」360個を用意した。初日で6種が売り切れ、2日目の午後には完売する人気ぶりだった。
奄美市立奄美博物館は初参加。触れるアマミノクロウサギや、ルリカケスのはく製を展示。来場者へ奄美の大自然の恵みなどを紹介した。学芸員の平城達哉さんは「特産品販売に並ぶと、ちょっと違和感がありますが、奄美の生き物を知ってもらえた。アマミノクロウサギは本当に見られるのか、他にどんな動物がいるのかなど聞かれました。やったかいはありました」と話した。都内在住の井口美海(みなみ)さん(40歳代)は息子・唱(しょう)ちゃん(5)とやって来た。「アマミノクロウサギは、ふわふわしていて気持ち良かった。ぜひ奄美を訪れてみたいですね」と笑顔だった。
ほかには伊仙町のコーヒー、加計呂麻島のキビ酢なども販売された。スタッフたちは2日間の来場者・約1万800人(主催者発表)に、奄美群島の魅力を大いにPRした。

