自治会役員によりゴミステーションの手作りが行われた
第一弾として完成し指定置き場に設置された箱型のゴミステーション
奄美市の名瀬市街地では家庭から持ち出される燃えるゴミの収集日になると、指定された置き場で袋がカラスによって食い荒らされ、周辺にゴミが散乱する様子が見られる。こうした事態を防ごうと平田町中央自治会(當(あたり)弘道会長、約50世帯)はふた付きで収納できる箱型のゴミステーションを自らの手で製作。きれいなまちづくりを実践している。
當会長によると、指定されているゴミ置き場は自治会内に8か所ある。名瀬市街地と奄美大島南部を結び車の通行量が多い国道沿いにもある。「ゴミ袋を置きその上にネットをかぶせてもカラス被害に遭ってしまう。ゴミステーションの設置を行政に要望しても市内には多くの自治会があることもあり、なかなか進展しない。行政や業者に頼らず自分たちで製作しようということになった」と當会長(77)。
設置区域に分けて材料費を各世帯から助成してもらい、足りない場合は自治会費から補う形で準備。ゴミステーションの骨格となる木材、プラスチックのトタン材、固定するロープなどを準備し1台あたり1万6~7千円の費用がかかるという。3か月前には1台を設置済みで、2台目を15日に自治会役員4人で一日かけて手作業。木材で枠を整え、くぎを使ってトタンを丁寧に打ち付けて仕上げた。設置前には場所の整地も行っている。
ゴミステーションの大きさは長さ2㍍、幅70㌢、高さ77㌢。家庭から出されるゴミ袋をたっぷり収納できる容量だ。ふた付きのためカラスに荒らされる心配はない。年内に2台設置、残りは年明け後の作業となる。當会長は「収集日になるとゴミが散乱してしまっては世界自然遺産の島が台無し。世界遺産に恥じない、きれいなまちづくり、住みやすいまちづくりに自治会として取り組んでいきたい」と語った。自治会住民によるゴミの分別、収集日を守るマナーは徹底しているという。

