奄美市住用町でモダマの自生地を散策する生徒たち
大島高校1年生 探究の時間へ第一歩
奄美大島6か所で現地学習
大島高校(堂薗幸夫校長)の生徒が島の現状や地域が抱える課題について考える現地学習「大島高校地域づくりフィールドワーク」が16日、奄美大島各地であった。1年生214人が6コースに分かれて、現地を実体験。地域や集落に広がる自然や歴史、産業を探究した。
総合的な探究の時間の一環。2年生から本格化する探究活動のテーマ探しの第一歩と位置付け、初開催した。生徒は、奄美市笠利町、同住用町、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、大和村の6コースから学びたい地域を選択。魅力を国内外に発信する「奄美観光大使」になり切り、地域を巡った。
奄美市住用コースは生徒38人がバスに乗り込み移動した。モダマ自生地、川内フナンギョの滝、ターバマ、市集落、奄美市役所のコースを周遊。出発前には駒澤大学の須山聡教授の講話もあり、「長所を意味する〝特長〟ではなく、特に目立つ点である〝特徴〟を見つけてほしい」と呼び掛けていた。
モダマ自生地では、奄美市世界自然遺産課の星野蒼一郎さんが現地を案内した。モダマは熱帯・亜熱帯地域に分布し、住用町のみに自生することなどを説明。生徒らは、モダマの豆果や根元を観察し、メモを取ったり写真に収めたりしていた。
川内フナンギョの滝では、元区長の山田紘一さんと滝や林道の周辺を散策。川内集落は林業が盛んだった集落で、フナンギョ(舟行)は舟木を切りに行く場所だったと由来や歴史も紹介していた。
1年の吉小梅さん(16)は「ただ歩いているだけでも集落の特徴が分かってきてすてき。これからの探究のヒントにしていきたい」と話していた。
生徒らは学校に戻り、グループごとの発表も行った。

