平井さん写真展

平井さん写真展

平井隆さんの写真展「エコガイドが見た奄美の世界」
独特の世界観が特徴の赤外線カラー写真

赤外線撮影など独特の世界観も
奄美市名瀬アマホームPLAZA

写真愛好家団体・キヤノンフォトクラブ奄美副会長で鹿児島奄美写真家協会会長の平井隆さん(65)の写真展「エコガイドが見た奄美の世界」が22日から、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)2階マチナカギャラリーで始まった。日常見慣れている光景が現実とは異なる独特の世界観を醸し出す赤外線カラー写真など約85点の作品が迎える。

平井さんが会場に掲示している説明文によると、赤外線カラー写真は、人の目には見えない近赤外線領域の光(波長約700~900nm)を特殊なフィルムやフィルター、カメラで捉え、可視光線と合成・変換して幻想的な色合いで表現する写真。緑の葉が白く輝き、空が暗く写るなど反射によって色が変わる。

「赤外線力」と題して10点を展示しているが、名瀬港の湾岸道路から見渡す市街地の光景も街路樹や周囲の山の色が白に変わるため雪景色のよう。平井さんは「独特の世界観が楽しめる。スマホ(スマートフォン)のアプリを使うことでも可能だけに、赤外線写真をやりたい人がいたら教えたい」と語った。

このほか認定エコガイドとして観光客などを案内しながら撮影してきたオオトラツグミやアマミノクロウサギ、アマミイシカワガエルなどの生き物、リュウキュウコスミレやリュウキュウシロスミレといった植物、星空の風景も。平井さんは「固有種の植物はほとんどが自生地から姿を消している。盗掘によるもので、なかでも転売目的の業者は株ごと持って行ってしまう」と話す。写真撮影目的で場所を教えてほしいと相談を受けても断っているという。

A2サイズのプリントの展示だけでなく、会場内に40インチモニターを準備し、スライドショーで撮影写真を楽しめるデジタルも試みている。

平井さんは中学1年の時に母親からオリンパスペンのカメラを買ってもらったことが写真の始まりになるという。赤外線カラー撮影の魅力を感じ「日々努力しながら仲間を募集」しているそうだ。写真展は28日まで(午前9時~午後6時だが、最終日は同5時まで)。アンケート回答者にはポストカード(30種類の中から好きなものを1枚)をプレゼント。