〝走る啓発〟でクロウサギ交通事故防止

〝走る啓発〟でクロウサギ交通事故防止

事故防止啓発マグネットの贈呈式。(左から)中島秀一奄美地区郵便局長会会長、伊集院幼村長、広野行男所長(26日、大和村)

奄美地区郵便局長会 大和村にマグネットシート贈呈

奄美地区郵便局長会(会長・中島秀一東城郵便局長)は26日、アマミノクロウサギ交通事故防止啓発のため作製したマグネットシート8枚を大和村に贈った。アマミノクロウサギミュージアムQuruGuru(くるぐる)で行われた贈呈式で、伊集院幼村長は「〝走る啓発〟となり有意義。意識を高めるきっかけとしたい」と感謝を述べた。

啓発シートは、A3版(タテ約30㌢、ヨコ42㌢)で、環境省野生生物保護センターのマスコット「あまくろ」が、動物を守るための三つの運転(「減速」「夜間ハイビーム」「かもしれない運転」)を呼び掛けるデザイン。

九州郵便局長会が25枚作製し、寄贈した以外の17枚は郵便車両に貼って観光客などへ向けアピールする。村は、集落巡回バス「きびきび号」に貼り、事故防止のための運転マナーの周知を図る。

中島会長は「これまで、湯湾岳の監視カメラ設置やソーラー充電式回転灯の寄贈など環境保全の支援を行ってきた。マグネットシートが交通事故の防止に役立ってほしい」と話した。

出席した環境省の広野行男所長は「クロウサギの生息数は回復してきたが、事故は増加傾向。防止には、地域全体で取り組む必要がある」と気を引き締めた。

2025年のアマミノクロウサギの交通事故は25日現在、154件発生(速報値)。過去最多だった23年の147件をすでに上回っている。