奄美市中学生国際交流

質疑応答では保護者などからの問いに派遣生が答えた

最後に記念撮影した

「成長することできた」
米国派遣生徒が報告

 奄美市から米国姉妹都市のテキサス州ナカドウチェス市に生徒を派遣した「2025年度中学生国際交流派遣事業報告会」が24日、市役所の会議室であった。渡米した12人(10人出席)の生徒たちは日本と米国の文化や生活様式などの違いを英語と日本語を交えながら報告。充実した表情で成果を保護者らに伝えた。

 奄美市とナカドウチェス市は1995年4月に姉妹都市盟約を締結して以降、互いに中学生を派遣して、交流を広げている。派遣生は、今年度を含め320人に及ぶ。今年度は市内7校から男子6人、女子6人が選ばれ、昨年11月22日に出発。現地でホームステイをしながら現地の学校に通ったほか、在米の奄美出身らとも交流を深め、12月6日に帰島した。

 報告会では派遣された生徒一人一人が英語で自己紹介。ナカドウチェス・ロサンゼルス・奄美会式典の紹介やマクマイケルでの学校生活、ホストファミリーとの生活について英語と日本語で報告。また任命式から帰島までの様子を写真で振り返る動画の披露もあった。

 質疑応答では「おいしかった食べ物は」の問いに「ハンバーガー・クッキー・パンケーキ」、「ホストファミリーの家の様子は」の問いには「過ごしやすい部屋で、床がタイルだった」などと答えた。

 会で當田栄仁教育部長は「言葉や文化、歴史の違うところで経験したことは、これから奄美から日本、そして世界へと羽ばたく派遣生にとって必要な力となるだろう」とあいさつ。諏訪哲郎副市長は「写真や資料で皆さんが笑顔で、楽しんでいる様子を見て国際交流が成功だったと強く感じた」と語り、「若い時に、こういうことを経験できたのは非常に大きな財産になる。これからの皆さんの活躍を期待している」とエールを送った。

 派遣生を代表して朝日中2年の上野皐晴(こうせい)さんは「アメリカで文化の違いを学び、日本の良さを感じて、成長することができた。貴重な経験をさせてくれた家族に感謝している」と話し、同中の泉いろはさんは「空港で入国審査の時、自分だけ時間がかかって焦ったことや、南カルフォルニア奄美会創立50周年記念式典で唄者の楠田莉子さんと『島のブルース』を三味線で弾くことができたのが思い出」と笑顔で話した。