伊仙町議選の開票作業=25日午後8時過ぎ、伊仙町役場(町議会本会議場)
【徳之島】任期満了に伴う伊仙町議会議員選挙は25日、投開票が行われ、新議員14人が決まった。内訳は現職11人、新人3人。定数14に対し、現職12人、新人3人の計15人が立候補して農繁期をぬった草の根選挙を展開。投票率は88・47%で、前回選を1・34ポイント下回った。開票作業もスムーズに進んだ。
任期満了(2月2日)に伴い20日に告示された同町議選。全国トップクラスの合計特殊出生率を誇り「子宝の町」として知られる一方、若者の流出による人口減少、基幹産業である農業の高齢化や担い手不足など課題を抱える。ITやテレワーク、観光、企業誘致を通じた多様な働き方の創出も急務となっている。
選挙戦で各陣営は「町づくりの根幹は人づくり」「公正公平な町政の実現」「農業立町へ農政の充実」「子や孫に誇れるまちづくり」なども訴えた。地縁・血縁を基礎に、限られた浮動票を掘り起こす従来型の選挙戦で激しい戦いが水面下で繰り広げられた。かつて町を二分していた町長選派閥による議会勢力のねじれは、立候補段階で「解消された」とされ、町議選を通じ目立った争点はなく「対立感情は薄れた」との見方もある。
投票は午前7時から午後6時まで町内8カ所で行われた。朝から快晴に恵まれたこともあり、午前10時現在の投票率は20・9%(期日前投票込みは49・15%)と、前回選(19・64%)を上回るペースで推移。最終的には88・47%となり、前回選(89・81%)を1・34ポイント下回った。
開票の結果、新人の酒匂源宝氏(73)=目手久=が515票を獲得してトップ当選。唯一の女性候補で1期目現職の井上和代氏(61)=同=も議席を守った。午後9時10分に最終確定し、新議員14人の顔ぶれが出そろった。
町選挙管理委員会は26日午前10時から町役場3階会議室で当選証書付与式を行う。新任期は2月3日から。
当日有権者数は4926人(男2496人、女2430人)で、前回選当日比322人減少。投票者総数は4358人(男2250人、女2108人)、投票率は88・47%(男90・14%、女86・75%)だった。有効投票4328票、無効30票。

