開花した花を楽しむ龍瀬へき地保育所の園児(28日朝、龍郷町の奄美自然観察の森周辺)
「もうすぐ春ですね!」
龍郷町・観察の森
龍郷町は28日、同町円の長雲(ながくも)峠にある「奄美自然観察の森」で町花・ヒカンザクラの開花を宣言した。龍瀬へき地保育所の3~5歳児8人が訪れ、「奄美自然観察の森の開花を宣言します。もうすぐ春ですね」と声を合わせ高らかに宣言した。
基準となる標準木は23日に初開花。同町では5輪以上を開花日としており、10輪の花が開いたこの日の宣言となった。
駐車場のあるビジターセンター前のサクラはまだ三分咲き。園児らは、七分咲きとなった箇所まで移動し、花びらを拾うなど楽しんだ。
パンダ組の則陽葵(のり・ひまり)ちゃん(5)は「サクラはきれいだったよ。花びらが白くてかわいかった。もっと咲いたらまた来る」といつまでも花びらを拾い集めていた。
自然観察指導員の川畑力さん(46)は「花の蜜を求め集まるメジロ、シジュウカラ、ヤマガラなど野鳥も楽しんでほしい。花を食べるズアカアオバトを目にする機会もある」と話し、「森の中では今、カンアオイが落ち葉の中でひっそり花を咲かせている。アマミテンナンショウも開花の時期を迎える」と、この地ならではの楽しみ方を紹介した。
敷地内のサクラは約260本。基幹農道の約310本、本茶峠旧国道の約460本を合わせ「千本桜」と呼ばれる。間もなく見頃となり、2月いっぱい楽しめるという。

