徳之島「春一番」出発式

JAあまみの「徳之島地域赤土新ばれいしょ・春一番出発式」=1月31日、天城町防災センター

 

 

共販目標1万㌧・20億円突破誓う
JAあまみ

 

 

 【徳之島】2026年産徳之島地域「赤土新ばれいしょ・春一番」の出発式が31日夕、天城町防災センターで開かれた。主催は春一番連絡協議会とJAあまみ徳之島・天城両事業本部。徳之島3町の生産者に加え、主要青果市場関係者ら約250人が参加し、出荷量1万㌧、販売額20億円突破を目標に掲げ、安定出荷を誓い合った。

 式典では、中山浩樹会長(JA天城地区園芸部会長)が「天城選果場に待望の荷さばきロボットも導入された。定時・定量はもちろん、質の高い定質のイモを作り、市場が高価格をつけやすい産地を目指そう」。上岡重満統括理事も「生産者・関係者が一丸となり目標達成を」と呼び掛けた。

 森田弘光天城町長らの祝辞に続き、県の平石征志徳之島事務所長が、徳之島・天城両地区園芸部会に対し、18年目となる「かごしまの農林水産物認証制度(K―GAP)」認証を伝達披露。安心安全で信頼される「春一番」の生産と出荷基準の徹底を呼び掛けた。JA側からは島内3町の学校給食センターへ食材用「春一番」の贈呈も行われた。

 情勢報告では、JA県経済連の片山修野菜振興課長が「干ばつの影響で生育は全体的に遅れ傾向。種子到着の遅れもあり、本格出荷は3月中旬以降になる見込み」と説明。青果市場8社の代表も消費地が待つ春一番ブランドの有利販売には定時・定量・定質出荷が重要と重ねて訴えた。

 今期のJA共販計画は、徳之島事業本部が280㌶で4500㌧、天城事業本部が185㌶で3300㌧を見込む。3町合計では465㌶、7800㌧となり、前期を大きく上回る増産計画となっている。

 式典の最後には関係者によるテープカットが行われ、参加者全員で「ガンバロウ」を三唱。好相場への期待も高まり、生産者らは明るい表情で新シーズンのスタートを切った。