先輩移住者と本音トーク

先輩移住者の自宅で、移住後の暮らしぶりなどを聞く参加者(31日、龍郷町玉里)

 

 

5組5人来島 ホテルの仕事視察も
龍郷町で体験ツアー

 

 

 地元住民や先輩移住者との交流を通して島暮らしを体感する「奄美大島移住体験プログラム」が、30日から龍郷町で始まった。3泊4日の日程で、関東圏や大阪などから希望者5組5人が来島。観光施設や先輩移住者の自宅を訪ね、移住後の生活や仕事のイメージを膨らませた。

 奄美群島広域事務組合が実施する補助事業。同町で移住支援サイトを運営している㈱ねりやかなや(山腰眞澄代表)が受託し、実施した。

 31日は、幾里集落にある「あらば食堂」で昼食。わん骨(ブタ軟骨煮)や地元産の黒米原料のミキ(乳酸菌発酵飲料)など郷土料理を味わい、移住者とも懇談した。

 午後は、芦徳集落にあるホテル「ネイティブシー奄美」に移動。客室やレストラン、社員寮などを案内された。

 同ホテルの里井大起支配人(48)が、「現在の従業員は40人。7割がIターン者で、7人の外国人が働いている。社員寮はシェアハウスタイプ。客室清掃は、チームで行う」などと説明すると、ホテルでのアルバイト経験があるという女性が興味を示し、トライアル採用の有無や寮費、食費、渡航費など熱心に質問していた。 

 先輩移住者宅への訪問では、京都から4年前に移住、奄美市の定住促進住宅での仮住まいを経て、2023年に玉里集落の空き家を借り、自らリフォームし住んでいるという九谷田(くたにだ)佳代さん(51)宅を訪問。

 ユーチューブを見ながら壁紙を貼った話や、地域との交流、住居(カビ、修繕資材の調達など)、ハブや害虫の話などリアルトークに話を弾ませた。

 埼玉から参加した清水千嘉さん(44)は、24年大和村であった同ツアーにも参加。個人旅行でも何度も来島しているという。

 「八丈島にも行ったが、奄美の食や文化が好きになった。自然豊かな環境も気に入っている」と話した。

 また、ねりやかなやが主催するオンラインプログラムへの参加をきっかけに、瀬戸内町の児童発達支援施設へ4月から入社することが決まっているという。

 清水さんは「バイクキャンプが趣味なので、加計呂麻島など、いろいろなところを回りたい。シーカヤックにも挑戦したい」と春から始まる島暮らしに夢を膨らませていた。