「世之主サミット」開催

世之主の歴史について考えた参加者ら(1月31日、和泊町)

国頭なんでも 弥太郎会設立10周年
島の歴史ひも解き親交

 【沖永良部】600年ほど前に沖永良部島を治めていたとされる「えらぶ世之主」について考える「世之主サミット」が1月31日、和泊町国頭字研修会館であった。世之主と、それに仕えていたとされる四天王にゆかりのある島内五つの字から50人ほどが集まり、島の歴史をひも解きながら親交を深めた。

 国頭字の住民有志で作る地域活性化団体「国頭なんでも弥太郎会」(棚窪時雄会長)の設立10周年を記念して今回初めて開催された。

 サミットには、知名町の屋者字と下城字、和泊町からは後蘭字と国頭字、内城字の住民が参加。各字の代表者が、世之主と四天王に関する伝承や最近の調査で分かったことなどを発表し、「国頭弥太郎が使ったとされるものが字に残っている。次の世代の人が伝説を解き明かしてほしい」「中国の文献の中に、世之主または後蘭孫八と考えられる人物の名前があるという」などと述べた。また、屋者字の代表者は、国史跡に指定される見通しの沖永良部島古墓群の一つ「屋者カジマル墓」について説明した。

 知名町下城字の市來助徳区長(66)は「サミットを機に四天王に関わる場所をみんなで見て回りたい」と話した。

 棚窪会長(73)は「今回のイベントのように昔は四天王が集まり楽しく酒を飲んでいただろうと思う。今後も各字と交流していきたい」と語った。

 このほか、四天王の1人「国頭弥太郎(くんじゃいやたろう)」の伝説を残そうと、2018年に製作した「くんじゃい弥太郎賛歌」の披露で盛り上がった。