18人のモデルが大島紬の新たな魅力を伝えた「大人の振袖ショー」(1月31日、奄美市名瀬)
本場奄美大島紬協同組合女性部会(川畑よつ子会長)が主催する「本場奄美大島紬で魅せる 大人の振袖ショー」が1月31日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで開かれた。大島紬に身を包んだ女性のモデル18人が、気品あふれる大人のたたずまいで、人生の節目を新たに祝うファッションショーを披露した。
ショーは、20歳の祝い事などで着用する機会が多い振り袖の美しさを、人生経験を重ねた女性たちに新たに表現、挑戦してもらおうと企画。同女性部会初の取り組みで、奄美市市制施行20周年にあわせて開催。会場では紬の小物販売のほか、茶道裏千家淡交会奄美大島支部による来場者へのお茶のおもてなしもあった。
開会にあたり、川畑会長、安田壮平市長(代読)、同協同組合の黒田康則理事長があいさつ。一条流奄美支部の日本舞踊がオープニングを飾った。
ほぼ満席となったファッションショーでは、20歳に続く新たな節目、「40歳」「60歳」のモデル各5人が振り袖を、30~60歳代のモデル8人が紬を着用。島内を中心にモデルが起用され、県議や市議、行政職員らも出演。最後は、奄美大島阿波踊り・奄美連とともに来場者全員で六調を踊り、節目の祝いを盛大に締めた。
ショーでは出演者たちが機(はた)を織る祖母や職人の技術、着用による伝統継承など、大島紬への個々の思いを語る場面も。鑑賞した奄美市名瀬の松江静代さん(95)は「子どもの頃、集落の催しに紬を着て参加し、輪に入って踊ったことを思い出した」。毎年、市のイベント「紬の日のつどい」に紬を着付けて参加していると話し、「大島紬は奄美の大事な伝統文化。娘に紬を譲ったが、孫の代でも着続けてもらえれば」と願いを込めた。

