伊仙中で初のスクールフェス

生徒会が主体となって企画・運営し、心を一つに盛り上がった伊仙中の「スクールフェスティバル」(挿入写真は禎一馬さんとしずくさん)=7日午前、同校体育館

生徒会主体で企画運営
音楽と踊り一体感示す

 【徳之島】伊仙町立伊仙中学校(寿山敏校長、生徒数101人)の体育館で7日、生徒会主催の初の音楽イベント「スクールフェスティバル」が開かれた。シンガーソングライターや中学生シンガーを招いたライブ、心を一つに教職員と生徒が共演する演奏やダンスなど約2時間にわたり、会場は歓声と拍手に包まれた。

 イベントは生徒会(寶永友樹愛会長、杉並絆副会長)が「心を一つに学校を盛り上げたい」と約4か月前から自発的に企画・運営した。土曜授業の総合的な学習の時間を活用し、服装も自由とするなど、生徒の主体性を重視した取り組みとなった。当日は町長や教育長ら来賓のほか、保護者や地域住民など約50人も来場した。

 ゲストには、同校のオリジナル応援歌「前進」を制作してプレゼントしたシンガーソングファーマー禎一馬さん(43)=天城町=と、中学生シンガー「しずく」(芳村しずくさん・犬田布中2年)を招いた。禎さんは農業の傍ら地域応援ソングを発表し、教育現場への無償ライブ「音返し」プロジェクトにも取り組んでいる。

 ステージは禎さんの楽曲「ユイの島~徳之島」の演奏と、新旧生徒会役員によるダンスで開幕。教職員も加わり会場の熱気は一気に高まった。全校生徒参加の○×クイズや、生徒12人が出演した「南洲エイサー」の勇壮な演舞にも大きな拍手が送られた。

 禎さんとしずくさんのステージでは、寿山校長がギター、講師の嶺岡成美さんがアルトサックスで共演。応援歌「前進」の演奏では、生徒たちが歌と手拍子で応え、心を一つにする姿が印象的だった。

 生徒会の寶永会長と杉並副会長は「サブテーマは『踊って騒いで盛り上がる』。ここまで準備してきて盛り上がって本当にうれしい。『前進』も初めて聴いた時は感動した。これからもみんなで学校を盛り上げたい」と笑顔を見せた。

 禎さんは「歌詞アンケートでは『青春』『仲間』のフレーズが多かった。先生や友達とぶつかることがあってもそれを乗り越え、今しかできない中学生時代を仲間たちと歩調を合わせて前進してほしい」とエールを送った。

 寿山校長は「生徒一人一人が本来持つ力を発揮してほしい。生徒会の自発的な取り組みを頼もしく感じている」と話した。