目指せ!ホワイトハッカー

フィットワークスの清水さんを講師にホワイトハッカーについて学ぶ学生たち

情報処理専門学校 清水さん講師に講座

 サイバー攻撃と戦う〝正義のハッカー〟育成を目指す特別授業「ホワイトハッカー講座」が19日、奄美市名瀬の奄美情報処理専門学校であった。1・2年生の学生28人は、サイバー攻撃者がよく使う手口を踏まえ、情報やシステムを守るための対処法を実践した。

 ホワイトハッカーは、IT分野の技術に精通し、サイバー攻撃を仕掛ける悪意のある「ハッカー」への対策や防衛、復旧にあたる技術者。近年は企業や官公庁での需要も高まっており、攻撃を防ぐための人材育成が急務となっている。

 講座は全3回で、この日が最終日。データベースを不正に改ざんするサイバー攻撃の一つ「SQLインジェクション」をテーマに、フィットワークス(大阪府本社)の清水滉さん(30)が講師を担当。法的知識や実践的な技術を学んだ。

 実践演習では、あらかじめ用意されたシステムにそれぞれのパソコンから侵入し、情報のハッキングを試みた。清水さんは「どこから手を付けるべきか分からない時は、思考や手順の整理のためにAIを活用すべき」などと助言。学生らはデータベース文を改ざんしてみたり、脆弱性な部分を探索したりと、さまざまな攻撃方法にトライしていた。

 1年の枦山優衣奈さん(19)は「情報を守ることの大切さを学び、(ホワイトハッカーの仕事にも)興味が沸いた」と話していた。

 講座後、清水さんは「手口を学ぶことで守り方もわかる。ハッカーは技術的に難しいことも多く、積極的な気持ちが不可欠。姿勢を大事にチャレンジしてほしい」とアドバイスを送っていた。