
島の魅力も〝ぎゅっ〟と詰めたシークニングミの新商品「しまぎゅみ」(上)と、開発した徳之島高生ら関係者=18日、徳之島町役場(提供写真)
【徳之島】徳之島高校の生徒らが同島の在来種系の島みかん「シークニン」の特産果樹を活用した新商品開発に挑戦し、その風味を凝縮したグミ「しまぎゅみ」をこのほど完成させた。19日、徳之島町役場で同新商品の完成披露発表会があり、地域の課題を高校生の視点で捉えて取り組んだ2年生9人がその思いと同商品の魅力をアピールした。
徳之島町の委託事業として徳之島高の「総合的な探究の時間」の授業の探究課題の一つ。日本航空(JAL)とグループ企業「JALUX」、イノベーション教育の「i・club」が連携した「地域人材育成プログラム(JALプログラム)」として、物流や販売の知見と探究型教育を融合させて、生徒たちが地域課題をビジネスの視点から解決するプロセスを支援した。
今年度の「しまぎゅみ」で計5商品目。資金はクラウドファンディング型ふるさと納税で募った550万円を活用。商品開発にあたっては、地元企業の「岡山食品」(同町亀津)が生徒たちのアイデアを食品加工技術で反映させるなど全面的に協力した。
柴里桜さんらは発表で、徳之島のフルーツは、豊かな自然の中で育つ一方、台風の影響を受けやすく、生鮮品として島外へ安定的に出荷することが難しいという課題があり、そこで「保存が利き、手軽に届けられる」商品としてグミに着目。島に自生するシークニン特有の爽やかな酸味とほのかな苦みを生かした味わいに仕上げた」と報告。
商品名の「しまぎゅみ」は、「島の魅力が〝ぎゅっ〟と詰まったグミ」という思いを込めて命名。パッケージデザインも、生徒たちがプロのデザイナーの助言を受けながら自ら考案し、果実のみずみずしさが一目で伝わるデザインとした。
試食会では「シークニンの酸っぱさと苦みの風味も詰まっている」「パッケージもかわいい」など感想も出た。今後、価格を設定してふるさと納税返礼品や「道の駅とくのしま」などで販売予定という。
町企画課ふるさと思いやり応援推進室は「目標を上回る約654万円の寄付が集まった。今後も関係団体と次世代人材の育成と地域資源を未来へつなぐ取り組みを進めたい」としている。

