「大島紬コレクション」が開幕

県内3組合から着物や反物1000点以上がずらりと並んだ大島紬コレクション展示会場

2階会場では紬グランプリ、翔けあまみの一般投票も行われた

着物や反物が1000点超
合同展、発祥の地で初開催 奄美市で22日まで

 本場大島紬の生産者でつくる県内3組合の合同展示会「大島つむぎコレクション」が20日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)で始まった。これまで東京や京都で行い好評だったイベントで、発祥の地・奄美での開催は初めて。初日は、多くの愛好家や観光客らが訪れ、会場を彩る1000点以上の着物や反物を楽しんだ。22日まで。

 本場奄美大島紬協同組合(奄美市)、本場大島紬織物協同組合(鹿児島市)、藤絹商工協同組合(同)でつくる同連合会が主催し、販路拡大を目的に2022年に始まった催し。消費者や問屋、小売業者を対象に、産地の風土や歴史を肌身で感じてもらおうと、地元開催を決めた。

 今回は、委託を含めて県内産地の織元20社から出品があった。3階の展示会場では、織りや染めといった伝統技法を尽くした1000点超の本場大島紬が並び、来場者は、担当者から説明を受けたり、気に入った商品の商談をしたりと、色とりどりの紬を観賞していた。

 1階ブースでは、ストールやネクタイ、県特産品コンクールで知事賞を獲得したバッグなど、100点を超える紬小物を販売した。機(はた)織りや製造工程実演ブースでは、職人との作業を通じて、複雑な紬の製造工程などに理解を深めていた。

 このほか2階では、2026本場奄美大島紬グランプリ、翔けあまみの一般投票も行われた。投票用紙を手にした参加者は、計81点の作品を丹念に審査し、その一票を投じていた。

 友人と訪れたという奄美市名瀬在住の66歳女性は「奄美は泥染め、県は色大島が多いといった印象。産地でも違いがあって面白い」と笑顔だった。

 鹿児島市で織り工房・大瀬商店を経営する同連合会の大瀬輝也会長は「こうして3組合が合同で取り組めることに、(わだかまりを越え)時代や業界の変化を感じている」と述べ、「エンドユーザーにも産地の生の声を届けたい。写真などとは違った熱量を会場で感じてほしい」と呼び掛けていた。

 開館時間は、午前10時~午後5時(最終日は同4時まで)。入場無料となっている。