トークショーで大島紬への思いを語る賀来さん
大島紬は「奇跡の着物」
泥大島姿、あでやかに
俳優として長年活動を続ける賀来千香子さんのトークショーが20日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。賀来さんは、母と祖母が見立てて購入したというあでやかな泥大島紬をまとって登場。大島紬の魅力や思いを語った。
会場には、ファッション誌『きものSalon』の記事で賀来さんが身に付けた大島紬3着を展示。同誌の森内千鶴編集長がナビゲーター役を務め、約200人の聴衆が耳を傾けた。
大島紬の魅力について問われた賀来さんは「本当に上品ですてき。人の品格を引き出す力があり、手の込んだ究極の逸品」と紹介。1300年の歴史、多くの職人が紡いできた技術継承へ私見を述べ、「奇跡の着物だと思う」と思いを伝えた。
舞台では多くの着物を着てきた賀来さんは、着物について「自然と所作が美しくなる。ドレスもすてきだが、着物に勝るものはない」と指摘。大島紬との出会いについては「ご縁があった。良いものを着ると本当に心が浮き立つ」。良い大島紬と出会う秘訣(ひけつ)については「奄美に来て、熱量を持ってその土地と触れ合うこと」と賀来さん。「大島紬は日本が誇る織物。職人の思いを感じ、貴重な息吹を次世代に紡いでいただきたい」と呼び掛けた。
トークショーは、県が主催する事業「大島紬産地モニターツアー」の一環。同日に開幕した合同展示会「大島紬コレクション」に合わせて実施した。

