新楽器サプライズ贈呈

新楽器サプライズ贈呈

「ありがとうミニ演奏会」の合間にサプライズ披露された新楽器に驚く亀津小吹奏楽部の部員たち(同校図書室)

亀津小吹奏楽部に笑顔広がる
徳之島町がCFで協力

【徳之島】ピッカピカの楽器をありがとう――。徳之島町立亀津小学校(鮫島純二校長)の吹奏楽部(畠澄可部長ら部員30人)はこのほど、クラウドファンディング(CF)で楽器購入費の調達に協力した町関係者を招き「ありがとうミニ演奏会」を開いた。演奏会の途中、町側が用意した新楽器のサプライズ贈呈が行われ、部員たちに大きな歓声と拍手が広がった。

同部は、一昨年の九州大会出場など数々の演奏会や地域行事への出演・賛助など伝統を持つ。しかし、楽器の中には40~50年が経過、老朽化が著しく音程調整が難しいものも多い。高額な楽器の更新は保護者負担だけでは難しいため学校側が町に相談。町側は「私、音楽が大好き。徳之島の子どもたちに新しい楽器で笑顔を♪」―をプロジェクト名に、昨年9月25日~1月25日まで、ふるさと納税型CFを実施した。

その結果、全国の同部OB・OGを含む卒業生や一般から目標額の300万円を上回る計307万1500円(寄付者数197人)が寄せられた。中には直接楽器を購入して学校に寄せた関係者もいたという。

ミニ演奏会は「目標達成」への感謝を込め、高岡秀規町長や福宏人教育長らを招いて同校図書室で開催。ところが町側は、トロンボーンやホルン、チューバ、テナーサックスなど計15種(約300万円相当)の楽器を事前に購入していて、部員や保護者たちに知らせず図書室に搬入していた。

軽快な「ヤングマン」で幕を開けた元気いっぱいの演奏の合間、ブルーシートで覆われていた新楽器が披露されると、部員や保護者から驚きの声が上がった。早速、新楽器も交えた演奏も披露。会場は温かな拍手に包まれた。

部長の畠さん(6年)は「寄付が集まるのかあまり期待はしていなかったが、きれいな楽器が届いて本当にうれしい。(新年度)後輩たちには九州大会を目指して頑張ってほしい」と笑顔。顧問の水元若葉教諭(24)は「古い楽器が多く音程合わせも難しかった。7日の定期演奏会では地域の皆さまに恩返しができるよう良い演奏を届けたい」と話した。

定期演奏会は7日午後2時開演で同町文化会館である。