トリアージを行った患者の容体を確認する救急隊員と医師(9日、知名町)
トリアージ訓練で緊急時確認
沖永良部徳洲会病院と消防本部
【沖永良部】車両の衝突事故により多くのけが人が発生したことを想定した訓練が9日、沖永良部徳洲会病院で初めて実施された。同病院と沖永良部与論地区広域事務組合消防本部の両機関から約80人が参加。負傷者の治療や搬送の優先順位を決める「トリアージ」を行い、緊急時の動きを確認した。
観光バスと軽乗用車2台の多重事故が発生し、多数の傷病者が発生したと想定。
訓練では、救急隊員が倒れている患者にトリアージを実施。救急車2台で複数の患者を搬送する間、指揮本部の要請を受けて到着した医師が、重症患者の容体を確認して必要な処置を救急隊員に指示した。
病院スタッフらは、患者のけがの度合いで受け入れ場所を振り分け、処置の手順を確認していった。
沖与地区広域事務組合消防本部の平山大樹消防長は「初めての合同訓練で検証することはたくさんある。今後も訓練を継続し、有事の際に対応できるようにしていきたい」と話した。
同病院の藤崎秀明院長は「実際に起きてもおかしくない事案。訓練で見つかった問題点をブラッシュアップして、島内の医療機関への協力も含めた対応策を考えていきたい」と語った。

