薩摩おいどんリーグ 慶大野球部が来島

交流試合では、強豪の慶大相手に大高選手が食らいついた

中学生の対抗戦で、好守の選手らを出迎える慶大選手ら

走攻守、強豪が手ほどき
奄美市で中高生に野球教室

 薩摩おいどんリーグ2026「野球教室in奄美群島」(同リーグ実行委員会主催)が14日、奄美市の名瀬運動公園奄美川商球場であった。東京六大学野球の名門・慶応義塾体育会野球部(慶応大学野球部)の選手25人が来島。中学・高校生の地元野球チームが参加し、交流試合などを通じて強豪校と触れ合った。

 県内・九州地区でキャンプする社会人や大学などの野球チームによる交流戦「薩摩おいどんリーグ」の一環。同リーグ出場選手による野球教室は初めてで、島の子どもたちのレベル向上などを目的に企画した。

 今年の同リーグには、プロ3、独立リーグ2、社会人26、大学34チームが参加した。慶大は2月21日のリーグ開幕以降、計22試合に出場。リーグ終了後に奄美大島入りし、中学・高校生相手に走攻守で手ほどきした。

 島の参加者は、大島高校野球部(部員31人)と島内の中学2年生33人。協賛する日本航空鹿児島支店の中山洋彦支店長が始球式を行いイベントは開幕した。

 午前中は、大島高校が慶大の胸を借りて交流試合を繰り広げた。試合は2回表、慶大が走者一掃の3塁打を放つなど5点を先制。その裏、大島高校は3点を返して食らいついたものの、着々と得点を重ねた慶応大が20―5で貫録をみせた。

 大島高校の山田大芽主将(17)は「スピード感ある野球など、実力差はあったが見習うべきところもたくさんあった。経験を糧や励みにチームで生かしたい」と感謝。慶大の寳田裕椰副主将(22)は「初めてみる奄美の大自然や独特の空気を含め、新鮮で刺激になった。大島は好守もよく、非常に力のあるチーム。慶応にとっても財産になった」と話した。

 午後は中学生チームが対抗戦。慶大選手がベンチに入り、指示やアドバイスを送っていた。

 小薗健一実行委員長は「離島でのリーグ開催は難しく、せめて日本一のチームの実力を実感してもらおうと企画した。成果はある」と強調。「実際に、一流選手の動きを目にすることですごい、頑張ろうという思いに至る。努力するきっかけにしてほしい」と話した。

 同リーグ実行委員会は、県、県内民放メディア4社、鹿児島銀行などで構成。15日は徳之島町でも開催される。