大きく育ったダイコンを収穫した児童(20日、龍郷町浦の畑)
龍郷町浦の畑で20日、昨年11月に種まきや植え付けし育てたダイコン・ジャガイモ・フル(葉ニンニク)を収穫する「子ども農業体験」があった。46人(小学生20人、未就学児7人、保護者19人)が参加。春の訪れを感じる穏やかな風の中、子どもたちは大きく育った野菜に悪戦苦闘、泥だらけになりながら収穫し、袋いっぱいの作物を持ち帰った。
地域農業への理解を深めることを目的とした「たつごう食育地産地消推進事業」による農業体験の2回目。11月にあった1回目で植え付けたジャガイモ(メークイン)と青首ダイコンは土の状態も良く、栄養をたっぷり蓄え大きく育っていた。
作業前に、近隣の大勝集落で菜園を経営している飯田圭太郎さん(42)が講話。「農家の朝は早い。それは作物たちの声を聴くため。雑草との戦いもあり仕事は大変だが、収穫の時期は喜びに変わる」とやりがいを伝えた。
掘り起こし作業は、町農業委員会のベテラン農家たちがクワやスコップを手に手伝った。重山末吉会長(78)は、ダイコンを時計回りに少しひねり、葉の根元を持って抜く方法を指導した。
子どもたちもそれにならって挑戦したが、ダイコンは4㌔近くまで育ったものもあり、なかなか抜けない。勢い余って尻もちをつく姿があちらこちらで繰り返された。
きれいに卵型に育ったジャガイモも収穫し1時間余りで作業終了。畑は後日、町地域振興公社が耕耘(こううん)、堆肥(たいひ)の投入などを行い、次の作付に備えるという。
大勝小3年の沖島光玲(みれい)さん(9)、弟の同小1年、昊來(そら)君(7)は「お父さんが料理上手なので、ダイコンステ―キとチーズをのせたポテトを作ってもらう」と上機嫌だった。
飯田さんの娘で同小4年の百咲(ももえ)さん(10)は「勉強より農業が面白い。畑を耕すと爪の中が黒くなるのがたまらない。土の中のミミズやモグラにも会える」と〝農業女子〟ならではの好奇心をのぞかせた。
Iターン就農して12年の圭太郎さんは、今でも虫が苦手だという。

