和やかに行われたドッジボール対決(27日、瀬戸内町の古仁屋小学校)
休憩時間には、なぜか〝恋バナ〟に花が咲いた
京都府を拠点に自然体験を通じた子ども向けのプログラムを企画・運営する任意団体「K+(けいぷらす)キッズ商会」(小谷尚江(ひさえ)代表)の奄美大島長期キャンプが26日から5泊6日の日程で始まった。一行は、瀬戸内町蘇刈のヤドリ浜キャンプ場にテント泊し、地元の子どもたちとの遊びや文化交流を重ね、刺激的な体験の中から感性を高めていく。
キャンプは2009年にスタートし、今回で14回目。参加者は、京都府と滋賀県の小3~中3までの9人と、ジュニアリーダー(指導役)の高校生1人。運営側2人を加えた12人で来島した。
26日に空路奄美入りし、キャンプ場へ直行。子どもたちだけでテントを設営し、食事の準備も行った。27日朝は、自分で炊いたコメと具材を盛り合わせた昼食用の弁当を用意。一部は、カヌーに乗って海にこぎ出した。
午後は、この日のメーンイベント「ドッジボール対決」。24、25年と2年連続苦杯をなめた宿敵、古仁屋児童クラブとの雪辱戦に臨んだ。
対決の場となった古仁屋小で待ち受けていたのは、島内の学童クラブ交流会で24年まで8年連続優勝の強豪(小1~6年25人)。
運命の対決は、10人対27人(古仁屋側は児童クラブOBも参戦)で戦う真剣勝負。体の大きな中学生や高校生の入った関西チーム優位と見られたが、実力者がそろった古仁屋チームが次々とアウトを重ね勝利した。
古仁屋小1年の森羽奈さん(7)、同2年の宮原リコさん(8)は「京都のお姉ちゃんたちは優しかった。また来年も遊びたい」とすっかりお気に入り。
京都から参加した5年の照喜納(てるきな)ふたばさん(12)は「また負けた。悔しい。30日にウサギの宿に泊まるので、心の傷を癒(いや)したい」と気持ちを切り替えていた。
同、鈴木里穂さん(12)は「海上タクシーに乗って加計呂麻島に行くのが楽しみ。住んでいるところも田舎だけど、こことは環境が違う。京都はスギとヒノキばかりだが、島は生えている木も面白い」と上機嫌だった。
小谷さんは「京都や滋賀の子どもたちが、こうした交流を通して、奄美大島を心の古里の一つと思ってもらえたらうれしい」と話した。
キャンプは29日まで。嘉鉄子ども会との交流イベントなども予定している。30日は龍郷町に1泊し、31日帰路に就く。

