新天城町立学校給食センター完成予想図
建築工事安全祈願の儀式を執り行う森田弘光町長ら=30日、天城町天城
【徳之島】天城町の「新天城町立学校給食センター建築工事安全祈願祭」が30日、同町天城の建設予定地で行われた。安全で栄養豊かな学校給食の安定的な提供に加え、災害時の炊き出し機能を備えた施設として整備されるもので、関係者が工事の無事故・無災害を祈願した。
町教育委員会によると、同事業は2023年度に建設委員会を設置して検討を開始。24年度に基本計画を策定し、25年度までに詳細設計を進めた。3月の定例町議会で工事請負契約が議決され、着工に向けた準備が進められている。
建設地は町防災センター西側に隣接する天城字根嘉登(ねかど)。鉄骨造2階建て、延べ床面積約1293平方㍍。施設全体に最新の衛生管理基準に基づく「ドライシステム」を導入し、床面の乾燥状態を保つことで細菌の増殖を抑制。調理工程ごとに作業区域を分離し、二次汚染の防止も図る。
また、和え物室やアレルギー対応専用室を設置し、多様な食文化や健康課題に対応。食物アレルギーを持つ児童生徒にも安心して給食を提供できる体制を整える。見学通路や食育スペースも設け、食育の拠点としての役割も担う。
さらには、町防災センターと連携した炊き出し機能を備え、各種災害発生時の活用も想定している。
工期は2025年度から27年度までの3年間で、27年9月(2学期)からの供用開始を目指す。総事業費は約15億3900万円を見込む。
安全祈願後、森田弘光町長はあいさつで「1980年の開設以来、46年間にわたり児童生徒の食を支えてきた現施設は老朽化が進んでいる。子どもたちの健やかな成長を支える新たな拠点、また地域に寄り添う施設として整備したい。安全第一で工事を進めてほしい」とあいさつした。

