ノロノロ台風 長時間暴風域

台風6号の影響で、4日午前10時から通行止め規制中の県道「秋利神大橋」「天城大橋」(通称・秋利神架橋)=天城町内、写真上=と、「鹿浦大橋」=伊仙町内=の3長大橋バイパス。いずれも旧県道(町道)ルートなど迂(う)回が可能なため、深刻な支障は生じていない(7日午後4時すぎ)

激しい風雨、高波も

 沖縄地方を横切りそのまま北上せず、また戻ってきた台風6号。非常にゆっくりとしたノロノロ台風のため沖縄、奄美地方に長時間居座り、暴風域からなかなか抜け出せない状態が続いている。7日は奄美大島北部や喜界島に近づき、風雨が突然収まり雲の間から日差しが出るなど「台風の中休み」とも言えるような前日(6日)の状況から一変、激しい風雨が吹き荒れた様子と徳之島の影響を写真で伝える。

喜界島湾港では高波が次々に岸壁に押し寄せた(7日午前10時半頃)


強風で剥がれたビニールが舞い上り、ハウスの骨組みが露呈(7日午前10時41分、龍郷町秋名)


強風によりビニールハウスの天井部分が剥がれ、サトウキビも激しく揺れていた(7日午前10時半頃、喜界町城久)


収穫後に干された稲が強い風雨によって倒れていた(7日午前10時42分、龍郷町秋名)


台風6号の影響でサトウキビは倒伏が相次いだ(7日午前10時40分頃、奄美市笠利町宇宿)


同じ方向に傾き風の強さを示しているリュウキュウバショウ群生地(7日午前10時33分、龍郷町荒波地区)


波が打ち付ける手広海岸(7日午前11時40分頃、龍郷町赤尾木)