4議案を決議した大島本島南部町村議会議員大会(6日、瀬戸内町のきゅら島交流館)
瀬戸内町、宇検村、大和村の3町村議会で構成する第43回大島本島南部町村議会議員大会(会長・向野忍瀬戸内町議会議長)が6日、瀬戸内町古仁屋のきゅら島交流館であった。3町村議員らは地域の課題4議案を決議し、西回りルートの確立など課題解決のため、関係機関と連携して取り組むことを確認した。
議員大会には3町村議員26人のほか、地元選出の国会議員や県議、自治体首長ら計45人が出席。向野会長はあいさつで「大島南部地域の持続可能な発展のため、地域の課題として四つの議題が提起され、大会の中で審議が行われる。いずれも大島南部地域の未来を切り開くために欠かせないものであり、重要なもの。これら実現のために連携を密にし、行政と協力しながら充実した活動に取り組みたい」などと語った。
提出議題は①国道58号(奄美市住用町役勝~網野子トンネル起点間、勝浦~阿木名間におけるトンネル化)の改良促進②主要地方道湯湾新村線のトンネル建設早期実現③主要地方道名瀬瀬戸内線の大金久~戸円間のトンネル早期実現④「曽津高崎線」宇検村屋鈍~瀬戸内町西古見間の道路拡幅整備―の4項目。議事では県議に指導を仰いだ。
柳谷昌臣瀬戸内町副議長は共通課題である曽津高崎線の道路拡幅整備を訴え、「大雨等によるのり面崩壊などの災害が起きており、沿線に存在する集落の孤立を防ぐ観点からも瀬戸内町、宇検村の両自治体にとって重要だ」と提案。大島郡区選出の禧久伸一郎県議は「道路の整備以外にも崩土などに備えて沿線集落に物資等の輸送手段二つ以上を確保しておくことも必要」と語った。宇検村側の5・6㌔区間が村道のため現在、県道に移管する手続きをしていることから、禧久県議は「屋鈍~西古見間は景色がよく、誘客につながる道路。地籍調査など引き続き課題をクリアしながら推進したい」などとアドバイスした。
会では、自民党の三反園訓衆院議員(鹿児島2区)が国政報告を行い、地元選出の禧久県議、寿肇県議(大島郡区)、永井章義県議(奄美市区)、松山さおり県議(同)、元山寿哉県議(日置市区)がそれぞれ県政を報告。会後は瀬戸内町DX(デジタルトランスフォーメーション)フェローの陳内裕樹氏を講師に「奄美と日本の未来を創るデジタル変革」と題した研修会と懇親会も行った。

