2日続けての夏日「龍の目」ともす

龍郷町円のかがんばなトンネルで西康範さんが撮影した「龍の目」(2日午後6時19分)

龍郷町円かがんばなトンネル

 3月に入り夏日(最高気温25度以上)が続いている。奄美地方では今年初の夏日となった1日に続き2日も記録したが、晴天は「龍の目」をともした。春の観察シーズンでは昨年よりも1週間以上早い。土日の好天も新しい週が始まる3日からは崩れる見込みだ。

 龍郷町円集落にある「かがんばなトンネル」(全長29㍍)の夕日を撮影したのは西康範さん。昨年の撮影は3月10日だった。西さんは日中、青空が広がった1日も出掛けたが、この日は夕方の時間帯になると雲が多くなり撮影を断念。2日は前日よりも日中は雲が多かったが、「龍の目」をシャッターに収めた。「観光客を含めて20人ほどが訪れていた。雲があったものの、トンネル内に夕日が入った瞬間は歓声が上がった」と西さん。

 正面から見たトンネルの形が龍の頭のようで、夕日が入ると目のように見える神秘的な現象。春分、秋分の日前後数日間しか観察できないが、トンネル越しの雲の状態や夕日の軌道、風の具合など気象条件に左右されやすい。今年の春分の日前の見頃について県大島支庁は「3月18日頃まで」としている。時間は午後6時19分頃~32分頃まで。日没時刻は徐々に遅くなる。

 なお、奄美地方の2日の日中最高気温は、気象庁の8観測地点のうち4地点で夏日を記録。最も高かったのは奄美市名瀬の26・2度で、同笠利、伊仙町伊仙、与論島はいずれも25・0度だった。鹿児島地方気象台発表(2日午後5時)の天気予報によると、3日は曇り後時々雨、4日と5日は曇り時々雨。最高気温(名瀬)は4日まで夏日の見込みだが、その後は下がり6日以降は最高18度前後、最低14~13度前後となりそう。