折り鶴を教わるクルーズ船観光客(30日、なぜまち商店街「オオギヤバザール」)
人気キャラクターのグッズをもらって〝決めポーズ〟
名瀬港に寄港したノルウェージャン・スプリット
大型観光クルーズ船の乗客を日本の伝統アート「折り紙」でもてなそうと、高齢女性3人が即席の折り紙教室を開き外国人観光客をもてなした。
30日朝、名瀬港観光船バースに寄港した国際クルーズ客船「ノルウェージャン・スピリット」(7万5904㌧)。乗客の一部は、風雨の中、徒歩で奄美市名瀬のなぜまち商店街を訪れ買い物を楽しんだ。
古着や民芸品などを扱う「オオギヤバザール」の店舗奥では、折り紙に挑戦する外国人観光客7人がテーブルを囲んでいた。見よう見まねで折り鶴を仕上げた女性は「アメージング」(素晴らしい)と声を上げ、教えた高齢女性たちと握手を交わしていた。
アメリカ国籍のジョアンさんは「初めて挑戦した。ダック(カモ)が折れた」と冗談を交え、「日本の文化は素晴らしい」と笑顔で店を後にした。
教えた浦上町の島本美貴子さん(84)は「言葉が分からないから一緒に折っただけ。国際交流になったのかしら。にこにこしながら持ち帰ってくれたので、楽しんでもらえたようだ」とこちらも笑顔だった。
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久しぶりに外国人観光客でアーケードに人混みができた商店街。インバウンド消費にも特徴が現れた。
「紬のとくやま」では大島紬に大きく漢字をあしらったタペストリー▽「のせ文具」では、桜をデザインしたのし袋、浮世絵のはがき、富士山のマグネット▽「呉服のとみのや」では和装用のぞうり―など、日本文化を感じさせる商品が人気を集めた。
身動きができないほど外国人客であふれていたのが「リサイクルショップねこのて」。レジには客の列ができ、大島紬の古着、日本人形、有田焼風の小皿などを次々と買い求めていた。混雑は夕方近くまで続いた。

