徳之島町とB&G財団が設置した「子ども第三の居場所『島われんきゃハウス』」=11日、同町亀津
高岡徳之島町長(右)と菅原B&G財団理事長
【徳之島】徳之島町がB&G財団(東京都港区、前田康吉会長)の助成で設置した「子ども第三の居場所『島われんきゃハウス』」(同町亀津)の開所式・協定調印式・内覧会が11日、同施設であった。同財団が設置費及び今後3年間の拠点運営費を支援。さまざまな困難な状況にある小中学生を〝家でもない学校でもない〟環境で手厚く支援していくという。
「子ども第三の居場所」事業は、日本財団とB&G財団が2018年度に着手。「子どもたちが安心して過ごせる環境で自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など将来の自立に向けて生きる力を育む場所」を設置・運営する自治体を全国展開で応援している。
徳之島町には同拠点施設開設費及び今後3年間の運営費として最大9320万円の支援を決定。3月末現在、全国で248か所目(県内12か所、徳之島町内は2か所目)。同町亀津市街地内の町有地に新築した同施設の規模は木造平屋建ての延べ床面積125・61平方㍍となっている。
開所式・協定調印式には町教育委員会や議会、自治会など関係者ら約30人が出席。B&G財団の菅原悟志理事長は「子どもだけでなく、お年寄りや子育て世代、障がいのある子どもたちも利用できる地域住民の交流の場として期待。運営は全国の先進事例を参考に取り組むことも大切で、子どもたちの健やかな成長を支え地域の未来を育む拠点に」と期待した。
高岡秀規町長は「学校や家庭とは異なる、子どもたちが本音で打ち明けられる場所を提供して学校とも連携。子どもたちの非認知能力、自己肯定感、忍耐力、チャレンジ精神、コミュニケーション能力の向上に」などと期待。運営費の支援終了となる4年目以降の事業継続なども盛り込んだ協定書に双方で調印した。
運営方式(町教委管理)としては専門スタッフやボランティアが常駐。子どもたちが自由に参加できる読書や学習支援、スポーツ、アート、音楽など多岐にわたるプログラムを提供する。地元の企業や団体、保護者とも連携し、定期的なアンケートや意見交換会などで運営状況も評価してニーズに応じた運営を心掛けるという。
施設長(マネジャー)の保久幸仁さん(60)は「不登校が多い現状も踏まえ、小・中学生が積極的に交流できる自主イベントも積極的に開催したい」と話した。
正式オープンは今月28日を予定。開館時間は平日午前9時~午後8時(土・日・祝日は休館)。対象は町在住の小・中学生で定員は20人(1日10人)。問い合わせは同ハウス(電話0997・82・2920)。

