2人が研修を修了し2人が新規に研修することになった2025年度奄美市農業研修生修了式・入所式(7日、市農村環境改善センター)
2025年度奄美市農業研修生修了式・入所式が7日、名瀬朝戸にある同市農村環境改善センターであった。2年間、栽培技術や農業経営を学んだ修了生2人に修了証書を授与し、新規研修生2人が紹介された。農業従事者の少子高齢化による担い手不足が進む中、次世代を担う農業者の育成確保で同市農業のさらなる振興を図っていく。
公益財団法人奄美市農業研究センター理事長でもある安田壮平市長、県大島支庁農政普及課、市農業委員会、研修を担当する同センター職員らが出席した。
安田市長は式辞で修了生に「これから自立していく上で大変な労苦もある。その際は研修を通じて交流した農家の方々、関係機関の職員にも気軽に相談していただき、奄美市農業を支える経営者として成長することを期待する」、新規研修生には「2年間の農業研修を通じて大いに学んでいただくとともに、さまざまなことにチャレンジしてほしい」と述べ激励。今年度の取り組みとして食と農の総合戦略策定やフルーツアイランド確立事業を挙げた。
来賓祝辞は大島支庁農政普及課の中実課長が行い、「奄美農業の持続的発展には新たに就農する皆さんが自立し、地域農業を牽引(けんいん)する農業者に成長することが重要」と指摘し、新規研修生に対しては基礎講座や部門別研修会、営農計画策定、各種補助事業を活用した経営基盤の確立に向けて支援していくとした。
研修を修了した23年度入所の福永大輔さん(35)、森田舞衣子(まいこ)さん(43)はあいさつで、「パッションフルーツを軸に歩んでいく」(福永さん)、「研修では果樹を多く学んだ。栽培を広げていきたい。オンリーワンの存在を目指したい」(森田さん)とそれぞれ抱負。新規研修生の永松千春(ながまつ・ちはる)さん(56)と碇(いかり)雄太さん(43)は、「佐賀県出身。就農ではタンカンと津之輝(つのかがやき)を希望しており、奄美の魅力を国内外に伝え、経済的に豊かな島に貢献できたら」(永松さん)、「名瀬出身で埼玉県からのUターン。経験も知識もないところからのスタートだが、農家として自立できるよう2年間の研修で学んでいきたい」とそれぞれ決意を語った。
同市の研修制度により今年度の2人を含めて45人が研修を修了し、うち37人が就農している。

