新たな「さとうきび増産計画」策定に向けた取り組みなどを協議した奄美群島糖業振興会総会

奄美群島糖業振興会(会長・伊田正則伊仙町長)総会が31日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。2024年度事業実績・収支決算、25年度事業計画・収支予算など3議案を承認。25年度は「さとうきび増産計画」の目標年にあたることから、同計画の目標達成を目指すとともに、新たな計画策定に協力する。24年度まで2回開いた「キビ1グランプリ」は今年度は開催せず、以前の共励会を開く。
web・代理人を含む群島内市町村長、JAあまみ、各島にある五つの大型製糖工場、事務局の県大島支庁農政普及課の担当者らが出席。伊田会長が「24年産の群島全体の生産量は39万7328㌧(平年比4・2%増)となったが、増産計画と比較するとまだまだ目標に届いていない。達成に向けて収穫面積の確保、土づくりや適期管理など基本技術の励行により増産に向けて着実に取り組みたい。新増産計画は11月策定に向けて議論していく。10年間の指針となる重要な計画となる」とあいさつ後、議長を務め協議した。
25年度事業計画のうち増産計画推進で新たに取り組むのは、技術対策では単収向上に向けた取り組み。事務局の説明によると、キビと畜産の担当者研修や土づくりでは環境保全研修、チラシを通した生産者への周知も図る。新たな増産計画策定に向けては、検討・打ち合わせや関係機関との連携・調整を進めていく。
第1回(23年度)、第2回(24年度)キビ1グランプリで発表された内容を優良事例集として作成・配布し、優良事例の共有を図るが、今年度は同グランプリは開催せず、22年度まで実施してきた共励会に戻る。収穫面積、単収、品質の3部門の優良農家を表彰する。事務局によると、今年度以降の同グランプリの在り方について市町村担当者や出場者等に対しアンケート調査したところ、第3回開催を望む声が多かったが、2年連続で各島のエース農家を選定したこともあり、発表者の選定が難しいなどの理由から、毎年開催は困難との意見が多かったという。次期開催に向け、各市町村担当者等と協議を行う。

