堀内警備隊長兼司令が着任

第4代・陸上自衛隊奄美警備隊長兼奄美駐屯地司令に就いた堀内高志1等陸佐(1日、奄美市名瀬の陸上自衛隊奄美駐屯地)

「地域との連携と交流を継続」
陸自奄美駐屯地

 陸上自衛隊奄美警備隊長兼奄美駐屯地司令に1日付で就任した堀内高志(ほりうち・たかし)1等陸佐(47)の着任式が同日、奄美市名瀬大熊の奄美駐屯地であった。同駐屯地と瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)の隊員ら約270人が参列。着任式は非公開。記者会見では「鹿児島県の勤務は約16年ぶり。警備隊長として現任務に即応して将来に適応できる強い部隊を、司令としては地域と連携を深めて、安心と安全に寄与できるよう信頼される駐屯地を作りたい」と述べた。

 記者会見での主なやりとりは次の通り。

 ―着任または奄美大島及び駐屯地到着時の率直な感想は。

 「(霧島市の)国分駐屯地に6年ほど勤務していたが2005、06年頃、奄美大島でレンジャー教育の訓練を実施し、1か月程滞在した。まちの方々に非常に温かく迎えられ良い訓練ができた。奄美空港から駐屯地までの道のりで当時と変わらない雄大な自然を前に懐かしさを感じた」

 ―着任の抱負と取り組みたいことは。

 「奄美駐屯地は今年で創設7年目を迎えたが、この間、住民の皆さまのご協力とご理解があって地域と(自衛隊は)良好な関係にあると認識している。関係をしっかり引き継いで、島民の方々に信頼される駐屯地づくりを目指したい。部隊としては各種事態、大規模災害など今の任務に即応する、将来に適応できる強い奄美警備隊の育成にしっかり取り組みたい」

 ―厳しく複雑な安全保障環境下での島嶼(とうしょ)環境の状況への認識について。

 「奄美群島は九州・沖縄の中間に位置する、南西諸島における補給や海上交通の要点。我が国周辺の安全保障環境は極めて速いスピードで変化している。平素から島嶼部含む我が国へ対する武力攻撃への抑止、対処体制の強化が必要。また、台風や地震など大規模災害への迅速かつ適切な対応が求められる。平素から自治体や関係機関との連携や情報共有が重要」

 ―奄美駐屯地の役割は。

 「防衛省が南西地域で進める防衛体制の強化の一翼を担い、各種脅威への抑止力の役割を果たしていると認識している」

 ―奄美駐屯地・瀬戸内分屯地開設から7年で存在意義の変化を感じるか。感じるならどのように変化したか。

 「開設当初は、奄美大島と喜界島が災害発生時の対処部隊を担任したが、昨年4月から奄美群島全域が対象となり変化を感じる。存在意義は群島の皆さまの一番近いところで活動できる体制を取っていることにある」

 ―今後の地域との関わり方や情報発信などの方針は。

 「(駐分屯地設置から)7年で住民の皆さまから温かい声援、支援を頂いており、さまざまな行事にも参加させていただいている。引き続き地域との連携を、司令として要望事項に掲げているが、連携と交流の機会を深めていけるよう協力に努めたい」

 ―奄美群島民にメッセージを。

「地域の皆さまから信頼される駐分屯地であり続けるように職務に精励したい。変わらぬ
ご理解をお願いしたい」 

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 堀内1佐は東京都出身。大学卒業後、2002年に入隊し、同年幹部候補生学校(福岡)へ入校。初任部隊は第12普通科連隊(霧島市)。以降、第44普通科連隊第4中隊長(福島)、自衛隊沖縄地方協力本部勤務渉外補佐官など歴任。前任は陸上幕僚監部人事教育部人事教育計画課教育室教育班長(東京)。
 前司令の長谷川健1佐は同日付で、防衛装備庁(東京)に異動。装備技術調整官に就任した。