広葉樹の横枝に止まり鳴き声を上げる成鳥(3日、奄美市住用町)=与名正三さん撮影=
電柱の上でカラスを威嚇する暗色タイプのサシバ(3日、奄美市名瀬知名瀬)=与名正三さん撮影=
1週間遅れで奄美大島 与名さん撮影
25、26日に国際サミット
奄美市在住の野鳥写真家、与名正三さん(73)=宇検村生勝出身=が、越冬のため奄美大島に渡ってきたサシバを今秋初めて確認、撮影に成功した。
与名さんの観察では、サシバの渡りは例年より1週間ほど遅く、初確認は1日。この時は撮影できず、初撮影は翌2日になった。
午後4時半頃、奄美市名瀬知名瀬の金作原入り口付近で、3年前から追い続けているという1羽が枯れ木に止まっているところを発見。バッタのようなものを採餌し、枝の上で食べる姿も写真に収めた。
「1羽来たということは、これから一気に増える」と与名さんが予想した通り、3日は同じ地点で3羽、同市住用町で2羽の撮影に成功。4日は、同市名瀬小湊にも姿を現した。
サシバは、電柱の上でカラスを威嚇(いかく)、横枝から雄叫びを上げるように鳴くなど野生の姿を惜しげもなく見せてくれたという。
与名さんは、「国際サシバサミットが開催される年に、主役不在では様にならなかった」とほっとした表情を見せ、「奄美大島は日本最大のサシバの越冬地。本土では双眼鏡を使わないと見ることができないタカを肉眼で見ることができる。ぜひ貴重な野生の姿を追ってほしい」と話した。
「国際サシバサミット2025」は25、26の両日、宇検村総合体育館で開催。与名さんらの講演や田検小・田検中・阿室小(宇検村)・龍郷小(龍郷町)・崎原小中(奄美市)が保全活動の報告を行う予定。

