北国の「イオンモール秋田」で初開催し好評だった南国「徳之島フェア」=6日、秋田市(提供写真)
【徳之島】徳之島の特産品や観光の魅力を紹介する「徳之島フェア」が6、7日の2日間、秋田市のイオンモール秋田で開かれ、延べ約5千人が来場した。黒糖詰め放題や黒糖焼酎の利き酒など多彩なイベントも行われ、連日にぎわいを見せた。
初開催の同フェアは、秋田市に本拠を置く医療法人社団宝樹会(佐藤弘樹理事長)が2024年、天城町内に「あざれあデンタルクリニック」を開院したことが契機に。開業準備を通じて同町商工会との交流が深まり、北国と南国をつなぐ地域連携の物産展として企画が実現した。
天城町・徳之島町・伊仙町の3か町の商工会が共同で企画・運営。天城町役場の職員も含め官民の島ぐるみでPRした。その結果、天城町の中村酒造㈱や㈲SHOPかんだ、伊仙町の直売所百菜や㈲松永酒造場、徳之島町の㈱漁師の店さかなやや高岡醸造㈱など10事業所が参加。黒糖や黒糖焼酎、水産加工品などのブースを出展して来場者にアピールした。
会場では、特産品の「黒糖詰め放題」や黒糖焼酎の「利き酒チャレンジ」、特産品詰め合わせが当たるガラポン抽選会なども並行。計4回の黒糖の詰め放題では、甘い香りにも誘われて延べ約500人の長い列ができる人気ぶり。また、ガラポン抽選会には地元秋田市の沼谷純市長も来場し、「秋田市長賞」(3万円相当の特産品)の特別賞を提供して盛り上げた。
フェア全体の売り上げは200万円を超え、主催者は「(商工会の)島外物産展では過去に類を見ない反響だった」。来場者たちからは「徳之島を知らなかったが、世界自然遺産の島と知って興味がわいた」「極寒の秋田で南国の味が楽しめてうれしい」「黒糖をそのまま食べる文化に驚いた」などの声が聞かれた。
天城町商工会(狩集大経営指導員)は「南国と北国をつなぐ新たな交流の試みは、関係者・来場者にも強い印象を残した。一過性の交流イベントで終わらせず、継続的な地域間交流につなげたい」と話した。

