県は24日までに、2025年産(25~26年期)サトウキビの島別生産見込み(11月1日現在、速報値)をまとめた。奄美地域(奄美群島)の生産量は40万4284㌧を見込んでおり、前年同期比で1・8%の増加。徳之島の一部などでバッタ(イナゴ)による食害がみられたが、台風など気象災害がなく生育が順調に進んだ。島別では喜界島の伸びが最高となっている。
農産園芸課によると、見込み通り40万㌧の生産量が達成された場合、17年産(41万1千㌧)以来となる。
生産見込み量の島別は徳之島18万2500㌧(前年比5・5%増)、沖永良部島9万4912㌧(同11・2%減)、喜界島7万3566㌧(同9・6%増)、奄美大島2万8606㌧(同7・3%増)、与論島2万4700㌧(同4・0%増)の順。
沖永良部島にある南栄糖業は群島内で最も早く今月1日から操業をスタートさせた。35年ぶりの10万㌧超となった前年産の生産量に比べると下回る見通しで、群島内で唯一減産を見込んでいる。同課は「平年以上は確保される」とみている。一方、伸びの最高は喜界島。同島の生和糖業によると、6、7月と夏場に干ばつがあったものの、10月からは天候に恵まれこれまでにない伸びで推移し、上方修正も視野に入れているという。奄美地域全体の生産量の45・14%と半分近くを占める徳之島の南西糖業によると、見込み量の18万㌧台は5年ぶりになる。
収穫面積の島別は、徳之島3164㌶(前年比0・7%増)、沖永良部島1798㌶(同1・8%増)、喜界島1351㌶(同0・5%減)、奄美大島537㌶(同3・6%減)、与論島407㌶(同0・7%増)の順。奄美大島と喜界島は減少した。
単収(10㌃あたり収量)は与論島の6・0㌧が最も高く、徳之島(5・7㌧)、喜界島(5・4㌧)、奄美大島(5・3㌧)、沖永良部島(5・2㌧)の順。前年実績で奄美大島と喜界島は4㌧台だったが、両島とも5㌧台に回復する見通しだ。
奄美地域のサトウキビ生産量について同課は「40万㌧台を超えた17年以降、気象災害もあり減産が続いていたが、25年産は気象条件に恵まれ上昇し8年ぶりに40万㌧に達する見通し。今後も順調に生育してほしい」としている。

