〝紬ずくめ〟の一日満喫

紬のファッションショーではさまざまな着こなしの紬が登場した

反物や小物販売にも多くの人が詰め掛けた

奄美市で「紬の日のつどい」
多彩な催しで魅力PR

 1月5日は「紬の日」――。本場奄美大島紬をPRするイベント「第48回紬の日のつどい」(紬の日実行委員会など主催)が5日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAであった。恒例の紬大行進は、あいにくの雨で中止したものの、会場はステージや体験イベント、展示といった多彩な催しを展開。来場者約200人に紬の魅力を伝えた。

 イベントは奄美高校郷土芸能部による演奏で幕開け。同実行委員会委員長の安田壮平市長はあいさつで「皆さんの紬への愛情、情熱を大いに充満させていただきたい」と呼び掛けた。

 1階ステージでは、シマ唄や八月踊り、お楽しみ抽選会といった催しが続々と繰り広げられた。紬のファッションショーでは、伝統からモダンといった多様な着こなしの18人がランウェイで魅了。ロビーでは、反物や小物の販売も盛況だった。

 2階ギャラリーでは、女性洋服ブランドの「Kay me」と共同制作した大島紬の新作ワンピースがお披露目された。3階フロアでは着付けや紬小物づくり体験があり、子どもや若者たちが島が誇る伝統工芸品に親しむなど、〝紬ずくめ〟の一日を満喫していた。

 着物が大好きだという笠利町の當原瑚絢(こはる)ちゃん(5)は、祖母が織ったという白大島で会場に訪れた。機織りを体験し、「楽しかった。おしゃれが好き。また紬で出かけたい」と笑顔だった。

 本場奄美大島紬協同組合の黒田康則理事長は「こうして新年にみんなが紬を着て集まる機会をつくれたことに感謝したい。楽しい思い出になれば」と話していた。

 ステージは最後、六調で大団円。来場者と万歳三唱し、産地や業界の発展を願った。

 紬の日は旧名瀬市時代の1978年に制定。つどいは、本場奄美大島紬の魅力PRなどを目的に毎年開いている。