未来への希望を乗せ、紙飛行機を飛ばした34人の児童(1日、大和村の大和小学校)
大和村の大和小学校(池上祥一郎校長、児童34人)で1日、創立150周年を記念した式典と学習発表会が行われた。卒業生や地域住民など関係者約200人が参加。次の50年、100年に向けて学びの場の発展と充実を祈った。
同小学校は1875(明治8)年、思勝郷校所として開設。その後、思勝小学校~思勝尋常小学校~思勝尋常高等小学校(高等科併置)~思勝国民学校など、時代の変遷とともに名を変えてきた。
現在の名称となったのは1957(昭和32)年。63年から90年までの27年間、特別天然記念物アマミノクロウサギを飼育し、人工繁殖にも成功したことで広く知られる。
式典に先立ち行われた学習発表会では、クロウサギやハブを題材にした音読劇や道徳劇が演じられた。3年の中村真さん(9)が「大和小学校は150年も続いたすごい学校」と発表すると、大きな拍手に包まれた。
最後は、児童・職員全員で「365日の紙飛行機」を合唱、希望や夢、目標を乗せた黄色い紙飛行機を飛ばし閉幕した。
式典は、同小の卒業生で大相撲経験者(しこ名は大和海)の傳(つたえ)重美さんの相撲甚句で始まった。
池上校長は「いっぱい挑戦、いっぱい失敗、いっぱい成長のスローガンを、子どもたちはしっかり実践している。さらに進化させていきたい」と式辞。
直島秀治PTA会長は「小学校は常に地域とともに歩んできた。子どもたちの笑顔のために、次の世代に受け継いでいかなければならない」とあいさつした。
この日のために、思勝小学校時代の校歌を復活。児童が合唱し、150年の歴史を想起すると、列席した来賓らも歌詞を手に口ずさんでいた。
祝辞に立った伊集院幼村長は「校庭に大きなセンダンの木があった。児童は200人余りいた」と当時を懐かしむように振り返り、「心豊かにたくましく―の校訓を胸に伝統を引き継いでいってほしい」と児童に語り掛けた。

