入所者と交流も

清掃後は入所者とミニゲームなどで交流した

奄美看護福祉専門学校

 

介護の日・清掃ボランティア

 

 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は10日、保育士・介護士を目指すこども・かいご福祉学科1~3年生44人による「第21回福祉施設クリーンキャンペーンボランティア」を行った。同活動は「介護の日」(11月11日)にちなんだ同校恒例の行事で、学生らとの交流を楽しんだ施設の入所者からは「若さと元気をたくさんいただいた」と喜ぶ声が上がった。

 同活動は、1年の感謝を込めて、社会福祉施設の利用者が気持ちよく過ごせるようにと同校の学生らが大掃除などのボランティアを行うもの。同科から3~5人が選出され、「奄美佳南園」、「めぐみの園」など八つの施設に分かれて訪問した。

 この日、同市名瀬の介護老人保健施設「虹の丘」では、午前9時半に同科学生5人が集まり清掃作業を開始。窓ふきに車いすの手入れ、草刈りや駐車場の整備など、職員だけではなかなか手の届かない場所などを重点に清掃作業で汗を流した。

 午後からは、施設で入所者らと歌やミニゲームなどで交流活動。リハビリ体操やビーチボールを使ったサッカーなど入所者と一緒に手拍子や掛け声で盛り上がり、絶えることのない笑顔が施設に広がった。

 2年生・里優太さんは「楽しく関わることができてよかった。お年寄りの笑顔もうれしかった」と話し、同・春島麗矢さんは「(車いすへの)移乗動作が難しかった。教科書通りにはいかず学ぶことも多かった」と活動での収穫を口にした。

 同施設・介護福祉士の岩﨑恵さんは「すごくきれいになり助かった。利用者も楽しくいい時間が過ごせよかったのでは」と学生らの活躍を喜んだ。