徳之島町肉用牛振興会

徳之島町肉用牛振興会

優秀農家(子牛売却価格211万5千円など)表彰も。JAあまみ徳之島町肉用牛振興会総会=19日、同町

子牛売却価格211万5千円
優良農家など表彰、新会長に基さん

 【徳之島】JAあまみ徳之島町肉用牛振興会(森英路会長・会員227人)の2019年度総会が19日、同JA徳之島事業本部会館であった。子牛売却価格211万5千円などの優良農家表彰に続き、19年度活動計画・予算など全議案を承認。役員改選では新会長に基正幸さん(43)=花徳=を選出した。
 報告によると、同町内の18年度子牛セリ成績(自家保留含む)は計1847頭(雌920頭、去勢927頭)で前年比205頭減。取り扱い総額11億7556万7千円(雌4億4909万7千円、去勢7億2647万円)で1億8215万5千円減。1頭当たり平均価格72万8806円(雌65万1810円、去勢78万6223円)で7484円減ながら「高値」が維持された。
 森会長は「高値続きのおかげで若い後継者たちも育っていると思う。TMRセンター(飼料生産)や受精卵センターも活用して増頭に努めて欲しい」。同JAの窪田博州統括理事も「高値の良い状況が続いているが生産者間の価格差、価格の二極化が顕著化。価格保持のためセリ出場頭数の維持と増頭にも努力を」と促した。
 議事では18年度活動報告や収支決算書などを承認。19年度活動計画には毎月セリの開催や徳州肉用牛共進会・肉用牛祭り(8月19、20日)、視察研修、自給飼料コンクールなど計画。総会後、県徳之島事務所農業普及課の技術専門員が「自給飼料について」講話した。
 会長を除く新役員は▽副会長 林慶造(山)、松田太志(亀徳)▽監事 吉村和光(母間)、亘敏美(亀津)、藤田喜文(同)
 【表彰】▽去勢の部 ㈱永吉ファーム(北区支部)2回、嶺一徳(中南同)▽雌の部 ㈱永吉ファーム(北区同)211万5千円、基正彦(花徳・轟木同)、㈱永吉ファーム(北区同)▽功労者感謝状 重村武仁(母間同)、富山和夫・トミ子(北区同)=敬称略