歩道橋に絵やメッセージ

新しい歩道橋に絵やメッセージを書く児童たち

ドローンで新しい秋名歩道橋を撮影(提供写真)

秋名小8月完成 色とりどりのペンキと筆手に

 龍郷町の秋名小学校(平田郁夫校長・児童22人)は6日、秋名川に架かる歩道橋完成を前に「お絵かきイベント」をした。児童たちは、幅2メートル、長さ28メートルの新しい歩道橋の橋面に、色とりどりのペンキと筆を手に、自慢の絵やメッセージを書き込んだ。

 イベントを企画したのは歩道橋の工事を請け負ったコーアツ工業㈱(本社・鹿児島市)。現存する歩道橋は、1986年に造られた一本橋脚で築年数35年。8月に完成予定の歩道橋は昨年12月に着工、流下能力向上や、災害、治水の観点から橋脚をなくした。

 コーアツ工業・今村峰人課長は「地域貢献の一環。子どもたちの思い出作り、安心・安全のため取り組んでいる。各市町村ごとに会社として進めている」と語った。

 新しい歩道橋には児童たちが書いた橋名板(プレート)「秋名橋」「完成年月日」なども設置した。この日、児童たちが描いた絵やメッセージは一週間程度保存。その後、防水工、舗装される。

 同小6年生の得田梨衣奈さんは「最近、学校で誕生日カードにメッセージを書いたり、絵を描くのが流行っている。この企画は楽しい」と笑顔で話した。

 最後は歩道橋の上にドローン(小型無人機)を飛ばし、秋名小の校訓「明るく・清く・和やかに」の横断幕と一緒に児童たちは上空に手を振ったり歓声を挙げた。