移住者と島っちゅ交流

交流会では、移住者と島っちゅが近況を語り合った(22日、嘉渡生活館)

北風の中、黙々と海岸清掃する参加者(22日、嘉渡海岸)

海岸清掃し、豚汁で語り合う
龍郷町嘉渡

 龍郷町移住ガイドセンター住もうディ!が主催する「島っちゅ&移住者交流会」が22日、同町嘉渡集落であった。全国各地から奄美大島島内に移住した10組14人が参加。同集落住民らとともに嘉渡海岸でのビーチクリーンを行い、婦人会が作った豚汁で労をねぎらいながら語り合った。約40人の集いは、新たな人のつながりとなった。

 交流イベントは、同町で移住・定住の相談窓口となっている住もうディ!が企画し毎年開催している。当初は、同町内への移住者を対象としていたが、他地区からの参加希望が多く受け入れた。

 この日、嘉渡海岸は風速5㍍前後の北風が吹き、最高気温が14度と最悪のコンディションだったが、参加者は臆することなく敢然と漂着ごみに挑んだ。

 海藻が絡まったロープやプラスチック製の漁具など、約1時間かけて軽トラック10台分のごみが集まると、砂浜は見違えるようにきれいになった。

 交流会の会場となった嘉渡生活館では、同集落婦人会の9人が清掃隊の労をねぎらおうと、おにぎりや豚汁を準備。地元の〝タコ取り名人〟がとった島ダコも振る舞われた。

 ほっとした表情で汁をすする移住者に、「どこから来たの」「奄美は暮らしやすいよ」「嘉渡に引っ越しておいで」などとアピールし、楽しそうに言葉を交わす人の輪があちらこちらで見られた。

 今月初めに、岐阜県から瀬戸内町久根津集落に引っ越したばかりだという三浦亜由美さんは「小学生の子ども2人も楽しそうにしている。週末には釣りにも挑戦したが、全く釣れなかった。移住者の先輩や地元の人と話せてよかった」と話した。

 1年前に茨城県から同町戸口集落に釣りを楽しむため移住したという水原聡さん(28)は「今はホテルで働き、空き時間にジギング(ルアー釣り)を楽しむ日々。去年は、釣り仲間に誘われ種下ろしにも参加した。楽しかった」と島生活を満喫しているようだった。

 婦人会の重田恵子さん(68)は「寒い中、海岸清掃をしてくれ感謝している。赤飯を食べた人がおいしかったと言ってくれただけでうれしい」と終始笑顔だった。