県議会6月定例会は11日から一般質問に入り、同日は村野俊作議員=公明党、鹿児島市・鹿児島郡区=、宝来良治議員=自民党、鹿児島市・鹿児島郡区=、藤崎剛議員=自民党、鹿児島市・鹿児島郡区=、伊藤浩樹議員=自民党、出水市区=が登壇した。離島の子どもたち支援で県教育委員会では離島生徒指定大会遠征費助成事業で航路運賃を補助している。一方で吹奏楽部の大会参加で必要な楽器、各種スポーツ大会参加で必要な荷物(道具)の輸送費については助成対象としていない中、奄美群島では6町村が助成に取り組んでいる。
村野議員が取り上げた。地頭所恵教育長は答弁で「輸送費用について離島及び離島を有する20市町村のうち8町村が独自で助成を行っている」と説明。県教委が行っている同事業では離島生徒が、県が指定する大会等へ参加する際、最も経済的な離島別旅客の航路運賃の4割相当を助成しているものの、楽器等の輸送費は助成対象としていない。
輸送費支援を求める質問に地頭所教育長は「離島の学校において各種大会に参加する際の保護者の経済的負担が大きいことは承知しており、まずは離島生徒が大会等に参加する際の楽器等の輸送費の状況を把握していく」と述べた。
義務教育課によると、離島の中学校を対象に輸送費を独自に助成している8町村のうち奄美の自治体は宇検村、龍郷町、喜界町、天城町、和泊町、知名町。このうち喜界町教委は楽器の輸送費(喜界中吹奏楽部が県本土の大会に出場する際)を全額助成しており、2016年度から続けている。龍郷町教委も荷物の輸送費に関しては楽器(龍南中吹奏楽部)輸送費のみ行っており、担当者は「楽器の輸送にあたってはコンテナに入れて船舶、さらに会場まではトラック1台を借りて運んでおり、その費用を全額助成している」と説明。昨年度の助成額は約30万円という。
大雨、台風、地震といった防災対策で災害疑似体験の重要性に関する質問があった。向井一幸・危機管理防災局長は「災害を疑似体験することは防災対策の重要性を実感してもらう上で有効な取り組み」と答弁した上で、県総合防災訓練などを通じて段ボールベッドやパーテーション(仕切り)、トイレカーなどを配置した避難所体験や降雨体験機による台風体験、免震体験車による地震体験などさまざまな体験機会を提供していると説明。さらに講習会などでAEDを用いて心肺蘇生(そせい)体験なども行っており、向井局長は「参加者が実際に体を動かしながら学べるよう工夫している。今後もこれらの取り組みを継続して行い、防災知識の普及啓発や防災意識の高揚が図られるように努める」と述べた。
12日も一般質問がある。
