祭壇に献花する参列者ら(12日、和泊町)
平和への思い後世に
【沖永良部】和泊町招魂祭・戦没者追悼式(同町遺族会主催)が12日、同町防災拠点施設やすらぎ館であった。遺族会の会員ら60人ほどが参列し、戦争で命を落とした671人の冥福を祈った。
前登志朗町長は「現在享受している平和と繁栄が、戦禍に倒れた多くの人たちの尊い犠牲と苦難の上に築かれたものであることを改めて認識する必要がある」と式辞。
同町遺族会の大脇克子会長は「過去の悲惨な戦争と深い悲しみ、平和に対する切なる思いを次の世代に語り継いでいくことこそ私たちの義務であり、責任だ」と追悼の言葉を述べた。
町内の小中学生4人が作文を朗読。8月に鹿屋市で上演された創作舞台「野里国民学校」(脚本・演出・音楽 松永太郎)を見に行った国頭小6年の安田花帆さんは、特攻隊員が国や家族を守るという覚悟を胸に、空へ飛び立っていく場面を振り返り「幸せに生き続けられる世界であるために隊員たちの覚悟を忘れずに過ごしていきたい」と話した。
参列者は、慰霊碑に菊の花を捧げ平和への誓いを新たにした。

