9本柱の高倉

屋根のふき替え作業が行われている9本柱の高倉(26日、和泊町歴史民俗資料館)

屋根のふき替え作業始まる
和泊町歴民館12月上旬に完成予定

【沖永良部】和泊町歴史民俗資料館に保存されている高倉の茅ぶき屋根のふき替え作業が26日から始まった。全面ふき替えは、2018年以来となる。12月上旬に完成予定。

同資料館には、200年以上前に建造されたと考えられる9本柱の高倉が保存展示されていたが、2012年の台風で倒壊。現在は、倒壊した高倉の柱4本を使って18年に復元されたものが展示されている。

22年には、台風で被害を受けた茅ぶき屋根の一部を補修。全面ふき替えは7年ぶり。

作業は、同町の根折高倉保存会が行い、同町根折字と知名町住吉字で栽培されている茅(方言で「ギャー」)を使用する。

この日は、職人4人が作業を行い、古い茅を全て取り外していった。

同資料館の伊地知裕仁さん(45)は「貴重な機会。作業の行程を映像で記録し、技術の伝承に役立てたい」と語った。

保存会の山下幸秀会長(74)は「保存会にも若いメンバーが入ってくれた。島の宝である高倉を残していくためにも技術を後世に伝えていきたい」と話した。