就航予定は変更なし

「せとなみ」新造船請負契約変更
クレーン強度など対応
瀬戸内町議会臨時会

瀬戸内町議会は26日、臨時会を開き、町営船「せとなみ」の新造にかかわる船舶建造工事請負契約(90総トン型アルミニウム合金製貨客船1隻)の変更議案を可決した。設置する貨物クレーンの強度や操作位置変更などに対応したもの。今回の変更による新造船就航予定への影響はない。

提案にあたり鎌田愛人町長の説明によると、就航から22年が経過した「せとなみ」の新造にかかわる契約は昨年12月13日に墨田川造船㈱と8億6706万4千円で契約。これを5743万円余り増額するもので、変更後の請負金額は約9億2449万4千円。主な変更内容について、鎌田町長は安全に関する国土交通省の指摘、現「せとなみ」船員による要望、物価上昇を挙げた。国庫補助交付変更申請の決定を受け、今月21日付で仮契約を締結したとした。

質疑では「昨年12月議会での契約議案の提案時に対応できなかったのか」「貨物用クレーンの変更内容は」などが寄せられた。商工交通課は答弁で「今年8月ぐらいに金額変更について請負者から相談があり、瀬戸内町だけの発注ではない(鉄道建設・運輸施設整備支援機構=JRTT=との共同発注)ため承認に時間がかかった」と説明し、クレーンの変更内容は安全性でワイヤーの強度向上、操作位置は「クレーンに直接付いているものを操作する形から、若干場所をずらして安全確認できるような位置に変更した」と述べた。

同課によると、新船は現在建造中で、来年2月に町に到着予定。操船訓練を経て4月1日に就航を予定している。新船の長さ(垂線間)30・30㍍(現船28㍍)、幅(型)6・20㍍(現船と同じ)、深さ(同)2・70㍍(同2・60㍍)、総トン数は89㌧(同87㌧)、載貨重量トン数約25㌧(同15㌧)。新船の最大搭載人員は54人。コンテナ6台、小型トラック1台が搭載できる。