知事選期日前投票中間

県計、前回上回る
投票率、宇検村は県内2番目高さ

 県選挙管理委員会は24日、7月7日投票が行われる県知事選挙の期日前投票状況(14日前の23日現在)を発表した。告示翌日の21日から23日までの3日間の集計。県全体の投票者数は1万3090人(投票率1・00%)となり、候補者数が7人と乱立した4年前の前回2020年(同0・95%)を218人上回った。市町村別の投票率は宇検村が県内2番目の高さとなっている。

 知事選に立候補しているのは、新人で元自民党県議の米丸麻希子氏(49)、新人で市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)、現職で2期目を目指す塩田康一氏(58)=いずれも無所属、届け出順=。政党(県組織)では自民と公明、国民民主が塩田氏を推薦。共産は樋之口氏を自主的に支援するとしている。また、労働団体の連合鹿児島は塩田氏を推薦する一方、塩田氏の推薦を取り下げた県医師連盟は、推薦は見送ったものの「米丸氏を応援する」としている。

 3日間の期日前投票状況によると、選挙人名簿登録者数が県全体の37・70%と4割近くを占め最も多い鹿児島市の場合、投票者数は前回を157人下回る1714人。投票率は0・35%で、前回を0・02?下回っている。期日前投票率の県内最高は東串良町の5・92%。

 奄美の市町村の状況をみると、期日前投票率の最高は宇検村の4・50%で、次いで与論町(3・84%)、和泊町(3・18%)など。選挙人名簿登録者数が最も多い奄美市は1・50%となっている。投票者数の前回との比較では与論町(52人増)、和泊町(51人増)、奄美市(38人増)など8市町村が増加、それ以外の4町は減少している。

 期日前投票は6日まで、各市町村選管が設置した投票所で受け付けている。時間帯は午前8時半から午後8時までだが、2時間繰り上げの午後6時までとしている所もある。

 奄美の市町村の期日前投票者数(3日間集計)は次の通り。

 奄美市514人(前回476人)、大和村30人(同12人)、宇検村62人(同47人)、瀬戸内町191人(同172人)、龍郷町55人(同63人)、喜界町154人(同123人)、徳之島町216人(同226人)、天城町43人(同47人)、伊仙町49人(同70人)、和泊町160人(同109人)、知名町130人(同96人)、与論町162人(同110人)