候補者26日から奄美入り

掲示された3候補者の選挙ポスター(奄美市内で)

島内街宣活動で演説 徳之島入りも
県知事選

 任期満了に伴う県知事選挙は20日の告示から1週間を迎えるが、26~28日と3日連続で3候補者が交互に奄美大島入りする。島内を選挙カーで街宣活動し街頭演説などで政策を訴えるが、徳之島入りする候補者もいる。掲げる政策を候補者から直接聞くことで知事選への関心の高まりが期待されている。

 最初に奄美大島入りするのが新人で市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)。26日の鹿児島発1便で奄美空港着。奄美市笠利町、龍郷町で街頭演説も行いながら活動し、同市名瀬入り。名瀬では各地域をこまめに回り夕方には永田橋交差点で街頭演説を行う。その後空港に向かい、徳之島に移動。同島に宿泊し翌27日は3町を回って街頭演説も行い、夕方の飛行機で鹿児島へ向かう。

 現職で2期目を目指す塩田康一氏(58)は27日、鹿児島発1便で奄美空港着。奄美市笠利町から龍郷町、同市名瀬、同市住用町、瀬戸内町、宇検村、大和村と移動し島内一円を巡回、それぞれで街頭演説も行う。この日の活動の締めくくりは夕方に名瀬郵便局前で行う街頭演説。そのまま宿泊し、翌28日は朝の通勤時間帯に合わせて永田橋交差点でつじ立ち。午前中で空港に移動し鹿児島へ向かう。

 新人で元自民党県議の米丸麻希子氏(49)は当初の日程を変更し28日に奄美大島入りする。他の候補者と異なり航路での移動を選択。前日の夕方、鹿児島新港発の定期船に乗船し、早朝、名瀬港に到着。街宣活動の詳細は調整中だが、「長く島内にいるため」(選挙事務所)奄美大島から鹿児島への移動も、その日の夜名瀬港発の定期船で。一人でも多く島民と会い、候補者の人柄と政策を伝えていく方針。

 県選挙管理委員会が24日発表した知事選期日前投票状況(3日間集計)では、奄美群島の市町村は前回比で8市町村が増加、4町は減少している。