奄美の星空、アートで誘う

会場で4人のアーティストたち(左から、荒木さん、アオキさん、PINsoupさん、NAMIさん)

島のアーティスト4人
一村美術館 ジャンル多彩に、作品展始まる

 島のアーティスト4人が手掛ける作品展「第3回奄美の星空写真・アート展」(同実行委員会主催)が8日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で始まった。奄美の月や星、夜空をテーマに、ジャンルの異なる多彩な25作品が並び、観客らは「星空アート」が誘う神秘的な世界観を楽しんでいる。24日まで。

 3年を区切りに「最終章」と銘打った作品展。奄美の星空フォトジャーナリストで発起人の荒木マサヒロさんをはじめ、カニアーティストのアオキサトミさん、色彩と歌のアーティストのPINsoupさん、月の点描師・NAMIさんの4人の作品を展示した。

 会場には、朝焼けに浮かぶ下弦の月を写した荒木さんの写真『うけ月』(縦3・5㍍×横6㍍)、龍神と鳳凰を描いたPINsoupさんの100号のアクリル画「奄美の天空」、幅14㍍とほぼ実寸大で描いたNAMIさんのアート作品「ザトウクジラ」など、大作が並んだ。脱皮がテーマのカニ系立体作品「ぬけがら」を作ったアオキさんは、マラカスやカニ(神)棚を一緒に展示。「アートと音の融合を楽しんで」と話す。

 初日はアーティスト4人が集い、ギャラリートークが開かれた。リレー形式で作品への思いや見所などを語った。

 作品にはそれぞれの解説パネルなども設けた。4人は「それぞれの生物多様性が調和し、熟してきている。(解説を読んで)物語やストーリーも感じながら、時間をかけて作品を楽しんで」と呼び掛けている。

 開館時間は午前9時~午後6時(最終日は午後4時)で、観覧無料。会場には星空写真が当たるクイズなども仕込まれている。