「ワイドワイド」。連日熱気に包まれ盛況のGW闘牛大会=3日午後、徳之島なくさみ館(伊仙町)
闘牛史上の珍事。激闘の末に「イビ角(エビヅノ)」同士が〝ロック状態に固定〟され44分30秒で引き分けとした大関戦=3日、伊仙町
【徳之島】徳之島名物のゴールデンウイーク(GW)闘牛大会は、徳之島なくさみ館(伊仙町目手久)を会場に、2日夜の「徳之島軽量級優勝旗争奪戦伊仙町大会」で開幕。3日ともに地元闘牛ファンや観光客など2千人以上を飲み込み迫力満点の激突で沸かせている。4日は「第40回徳之島全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦天城町大会」(会場同)が午後1時からある。
GW闘牛2日目・3日午後1時から始まった「全島中量級優勝旗争奪戦徳之島町大会」(徳之島町闘牛協会主催)は、封切スペシャルマッチを皮切りに、横綱戦(中量級優勝旗争奪戦)まで計8組が激突。うち、角(つの)が見事なエビ状に湾曲した「イビ(エビ)角」同士の大関戦「龍弦一花」対「纏(まとい)」号戦で珍事が。相手の首をひねり体力を奪う「角がけ」技の応酬から互いの角が〝ロック状〟に固定され、攻防を繰り出せなくなる同島闘牛史上で極めて珍しいハプニングが発生。対戦開始約44分30秒、そのまま鉄柵にもたれ込んだことから「呼吸困難で牛の生命にも関わる」と判断、「引き分け」にする一戦もあった。
同日の中量級(900㌔以下)優勝旗争奪のタイトル戦は王者「秀吉大宝」が2分24秒で4度目の防衛を果たした。2日の軽量級(800㌔同)も王者「夢玄白虎(むげんびゃっこ)」が8分48秒で2度目の防衛に成功した。
会場にはGW闘牛を楽しもうと島外から仲間や家族連れで来島した観光客たちの姿も目立った。約半年前の来島時、同会場の闘牛資料館で記録ビデオも鑑賞していた会社員・中島慶次さん(50代)=名古屋市=は「本大会の観戦を決めていた。対戦が上位に進んで牛が大きくなるにつれて、繰り出す技も高度になるのが分かった。とにかく迫力満点でした」と興奮冷めやらぬ表情で話した。
4日の全島一(最強無差別級)タイトル戦などに続き、GW闘牛4日目の5日午前10時からの「子どもの日フェスティバル闘牛大会」(会場同)が千秋楽となる。

